岩井千怜がラウンド中に生歌披露「歌ってもいい?」 英語インタビューに挑戦で米絶賛

<CMEグループ・ツアー選手権 2日目◇21日◇ティブロンGC(フロリダ州)◇6734ヤード・パー72>

“岩井千怜”の名前が知れ渡った一日かもしれない。ブルックス・ヘンダーソン(カナダ)との2サムで回った2日目、米放送局ではこの組を注目組としてピックアップ。千怜はラウンド中にフェアウェイを歩きながらテレビリポーターの質問に応じる“ウォーク&トーク”に「初めて」挑戦した。
英語を積極的に学び、自ら使いにいくスタイルのルーキーは、米テレビリポーターからの『(優勝賞金)400万ドルを何に使う?』『ボールとキャディバッグに入っている75という数字の意味は?』『オフに何をする?』という質問にスラスラと回答。「きょうの質問は簡単でした。聞き取れた(笑)」。英語での受け答えは、もはや岩井姉妹の“日常”になりつつある。

そして最後、ふいに「歌を歌ってもいい?」とひとこと。『もちろん!』とマイクを向けられると、千怜はジャクソン5の『I Want You Back』をノリノリで歌い始めた。

大好きな男性グループBE:FIRSTがカバーしたことで知った曲。「頭の中にずっとこの歌があったのでみんなにシェアしたいな、って思って。でも緊張しすぎて歌詞がまったく出てこなかったです(笑)」。鼻歌交じりのパフォーマンスにリポーターも大喜び。この映像を見た米ツアー関係者、米記者誰もが『彼女はエンターテイナーだね!』と賛辞を送っていた。

「日本も(ウォーク&トークが)あったら楽しいだろうなと思いました。選手寄りのスタンスできてくれるので、そんなに苦ではないです。パフォーマンスを通じて知ってくれる人も増えてくれたらうれしい」。ちなみに、初日には双子の姉・明愛もウォーク&トークに挑戦していたという。さすがに歌ってはいないようだが…。

この日のスコアは「71」。パーを並べ続けて迎えた9番で2打目がダフって池に入り、ダブルボギーを喫した。それでも11番からの3連続バーディなどで挽回。「ゴルフは何があるか分からないですね。ボギーやダボでスイッチを切り替えられるのもゴルフだし、『それさえなかったら』と上がって後悔するのもゴルフ」としみじみと話した。

7位スタートからトータル5アンダー・21位タイに後退した。「やっぱり伸ばし合いになる。バーディを獲ることを目標にして頑張りたい」。プレーはもちろん、マイクパフォーマンスにも目が離せない。(文・笠井あかり)

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