リヴァプールに痛手…ヴィルツ&ブラッドリーが負傷、フリンポンも不在の中で右SBのチョイスは?

 リヴァプールを率いるアルネ・スロット監督が、22日に控えたプレミアリーグ第12節ノッティンガム・フォレスト戦に向けた会見に出席し、ドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツと北アイルランド代表DFコナー・ブラッドリーが負傷したことを明かした。イギリスメディア『スカイスポーツ』が21日、同監督のコメントを伝えている。

 インターナショナルマッチウィーク突入前の最終戦となったプレミアリーグ第11節では、敵地でマンチェスター・シティに0-3と敗北を喫したリヴァプール。現時点での成績は6勝5敗で、現在は8位につけている。首位を走るアーセナルとの勝ち点差は、現時点で「8」まで広がっており、ここからの巻き返しを図りたい。

 このような状況の中、リヴァプールにとっては手痛いアクシデントが発生したようだ。今回の報道によると、今季ここまで公式戦16試合のピッチに立っているヴィルツと、公式戦14試合に出場しているブラッドリーが、ともに代表戦で筋肉系のトラブルに見舞われたという。両者、22日のノッティンガム・フォレスト戦の欠場が確実視されているだけでなく、ブラッドリーは3週間ほど、ヴィルツはそれよりも若干短い期間の離脱となる見込み。回復の進行度合いによって復帰時期は前後するものの、ここから3週間続けて、1週間に2試合のペースで公式戦を戦うリヴァプールは、12月初旬まで、ブラッドリーとヴィルツを欠いた状態での戦いを強いられそうだ。

 なお、右サイドバックでブラッドリーと定位置を争うオランダ代表DFジェレミー・フリンポンも、現在はハムストリングのケガによって離脱中。そのため、ノッティンガム・フォレスト戦を含むしばらくの期間、スロット監督は右サイドバックの起用法に頭を悩まされることとなりそうだ。

 このような状況の中、スロット監督は今季何度か採用した、ハンガリー代表MFドミニク・ソボスライを右サイドバックとして起用することを示唆。「彼(ソボスライ)はどのポジションでも素晴らしい働きを見せてくれている。サイドバックとしても、ミッドフィールダーとしても、同じように素晴らしい」と話した。同時に、「そのポジションでは、カーティス・ジョーンズとジョー・ゴメスもプレーできる」とも口にしており、ソボスライ以外の選択肢もスロット監督の頭にはありそうだ。

 最終ラインのどのポジションでも安定したプレーを見せられるJ・ゴメスは、20日の練習を欠席していたものの、試合前日の21日にはグループトレーニングに加わるという。しかしながら、近年は負傷に悩まされ続けてきた状況を鑑みて、スロット監督は「我々は彼が戦力として起用できる状態を維持したい。22日間で7試合に出場させるのは、ハッキリ言ってリスクが大きい」と、J・ゴメスの起用法に関して慎重な姿勢を示す。「難しい状況だが、幸いなことに、我々には優秀な選手たちが揃っている」と発し、複数の選手を右サイドバックで起用しながら、ブラッドリーとフリンポンが不在の状況を乗り切る考えを明らかにした。

 また、負傷離脱が続いていたブラジル代表GKアリソンは、早ければノッティンガム・フォレスト戦が復帰戦になる可能性が高いとのこと。一方で、スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンは、「個人的な事情」により、20日の練習には不在だったと伝えられた。

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