28年ぶりW杯出場決定! スコットランド代表主将ロバートソン「決して諦めなかった」

 スコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソン(リヴァプール/イングランド)が、FIFAワールドカップ26出場を決めた喜びを口にした。18日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

 FIFAワールドカップ26欧州予選・グループCの最終節が18日に行われ、2位スコットランド代表は首位デンマーク代表と対戦。勝ち点「1」差で迎えた直接対決はスコットランド代表がリードすると、デンマーク代表が追いつく展開で2-2のまま後半アディショナルタイムに突入したが、90+3分にキーラン・ティアニーが勝ち越しゴールを挙げると、90+8分にはケニー・マクリーンがダメ押しゴールを決め、4-2で勝利を収めた。

 この結果、勝利したスコットランド代表が最終節で首位に立ち、1998年以来7大会ぶりとなるW杯出場が決まった。

 フル出場した主将のロバートソンは試合後、「まさにこのチームの真骨頂だった。決して諦めなかった。最後まで、そして最もクレイジーな試合の一つとなるまで、ひたすら戦い続けた」と激闘を振り返りながら、次のように続けた。

「国を苦しめてきたけど、その甲斐はあったと確信している。ワールドカップに出場できるのだからね。うまく隠してきたけど、今日は本当に心が痛んだ。この年齢でワールドカップに出場できるのは最後のチャンスになるかもしれないとわかっていたからね」

 また、ロバートソンは「今日はディオゴ・ジョッタのことを忘れることができなかった」とリヴァプールでのチームメイトで、今年7月に自動車事故に伴う火災により28歳で逝去したポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ氏とのやりとりが頭を駆け巡っていたことを明かした。

「僕たちはワールドカップについて一緒にたくさん話してきた。彼はカタール(前回大会)をケガで出場できず、僕も出られなかった。スコットランドは出場していないから、W杯に出るということはどういうことなんだろうと一緒に話していた。だから、彼はきっとどこかで僕を見て笑ってくれていると思う。今日は本当に一日中、彼のことばかり考えていて、自分の部屋ではちょっとしたトラブルになっていた」

 そんな中で、28年ぶりのW杯出場を決めたロバートソンは「この選手たち、このグループのスタッフ、僕がこれまで関わってきた中で最高のグループだよ」とチームを称えた。

「試合前の監督のスピーチは信じられないほど素晴らしかった。彼は僕たちが経験してきた素晴らしい瞬間を語ってくれた。EURO予選の時だった。彼はよく覚えていなかったけど、驚くべきところにいた。彼はまた同じ試合をやろうと言った。僕たちは本当に感動した。彼とスタッフ、そして家族全員のためにこのような試合ができたことは、僕の人生で最高の夜の一つとして記憶に残るだろう」

【ハイライト動画】28年ぶりにW杯出場を決めたスコットランド代表

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