U17日本代表がPK戦の末に北朝鮮とのアジア対決を制して6大会ぶりのベスト8進出! 初の4強懸けてオーストリアと対戦

 『FIFA U-17ワールドカップ(W杯)カタール2025』のラウンド16が18日に行われ、U-17日本代表はU-17朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)代表と対戦した。

 欧州王者のポルトガルと同居したグループステージを首位で通過した日本は、ラウンド32で南アフリカに3-0で勝利し、ラウンド16へ。対する北朝鮮は、ドイツ、コロンビアに次ぐグループ3位でラウンド32へと進み、ベネズエラに1-2で競り勝って駒を進めた。

 出場停止により2選手を欠く日本は、ラウンド32から3選手を変更。MF野口蓮斗(広島ユース)、MF平島大悟(鹿島ユース)、FW浅田大翔(横浜F・マリノス)に代えて、MF川本大善(柏レイソルU-18)、MF小林志紋(広島ユース)、FWマギージェラニー蓮(FC琉球U-18)が先発出場。一方の北朝鮮は、ラウンド32と同じ11人を起用した。

 試合が動いたのは立ち上がりの4分、左サイドから瀬口大翔(神戸U-18)が右足でクロスを上げると、このボールをファーサイドで待ち構えていたマギージェラニーが頭で合わせる。やや前に出ていたGKの頭上を狙ったループ気味のヘディングシュートがネットを揺らし、日本が幸先良く先手を奪った。

 しかし、その後は風下であることに加え、鋭い出足を見せる北朝鮮に押し込まれる時間帯が続く。27分には自陣ボックス内での対応で元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島ユース)がPKを献上。VARを要求するも判定は覆らなかったが、このPKをGK村松秀司(ロサンゼルスFC/アメリカ)がストップし、チームを窮地から救った。

 後半は前半よりゴールに攻め込む場面も増えたが、オープンな展開も増える形に。日本は浅田と野口を入れて試合をコントロールしようとするが、67分にボックス内でのコンビネーションからリ・ヒョク・ガワンにシュートを流し込まれ、試合は振り出しに。その後は一進一退の攻防が続き、81分には浅田に好機が訪れるもシュートは枠を外れてしまう。

 結局、1-1のまま90分間は終了し、今大会の規定により、そのままPK戦へ。このPK戦を4−5で制した日本がベスト8へと駒を進めた。日本代表は21日、初のベスト4進出をかけて準々決勝でオーストリア対イングランドの勝者と対戦する。

【スコア】
U-17北朝鮮代表 1-1(PK:4-5) U-17日本代表

【得点者】
0-1 4分 マギージェラニー蓮(U-17日本代表)
1-1 67分 リ・ヒョク・ガワン(U-17日本代表)

【出場選手】
■U-17日本代表(3-4-2-1)
▼GK
1 村松秀司(ロサンゼルスFC/アメリカ)

▼DF
5 元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島ユース)
2 藤田明日翔(川崎F U-18)
16 メンディーサイモン友(流経大柏高)

▼MF
17 竹野楓太(神村学園高)
19 和田武士(浦和ユース)
14 川本大善(柏レイソルU-18)
→ 55分:6 野口蓮斗(広島ユース)
→ 90+1分:9 小林柚希(RB大宮アルディージャU18)
20 瀬口大翔(神戸U-18)
10 吉田湊海(鹿島ユース)
8 小林志紋(広島ユース)
→ 55分:11 浅田大翔(横浜F・マリノス)

▼FW
16 マギージェラニー蓮(FC琉球U-18)
→ 73分:13 平島大悟(鹿島ユース)

【ゴール動画】マギージェラニー蓮の技ありヘッド弾!

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