名古屋グランパスは18日、FWキャスパー・ユンカーが契約満了に伴い、今シーズン限りで退団することを発表した。
現在31歳のユンカーは母国デンマークのクラブを渡り歩き、2021年4月にノルウェーの名門ボデ/グリムトから浦和へ完全移籍で加入した。公式戦62試合で27ゴール3アシストをマークすると、2023年には名古屋へレンタル加入。初年度にJ1リーグ33試合で16ゴールと結果を残し、翌シーズン開幕前に完全移籍への移行が発表された。
しかし、在籍2年目以降は度重なる負傷に苦しむことに。今シーズンはここまで公式戦17試合に出場しているものの、J1リーグでの先発起用は5試合のみで、合計プレータイムも552分間に留まっている。
名古屋でここまで公式戦通算83試合出場23ゴール6アシストという成績を残し、昨年にはJリーグYBCルヴァンカップを制覇したストライカーは、契約満了に際し次のようなコメントを発表した。
「グランパスファミリーの皆さんへ。皆さんにお別れを言わなければならないことを、とても寂しく思います。皆さんと出会い、そして一緒に勝利を喜び合うことができた経験は、本当に素晴らしいものでした。すべてが完璧だったわけではありませんが、皆さんからの支えが途切れたことは一度もありません。この3年間を共に過ごせたことに、心から感謝しています」
「本当はこの素晴らしいクラブでプレーを続け、来年は自分にとって新たなスタートを切りたいと願っていましたが、これもフットボールです。今残っているのは、名古屋グランパスというクラブ、そしていつでも支えてくださったグランパスファミリーへの尽きない感謝の気持ちだけです。1シーズンで16ゴールを挙げた数少ない選手の一人になれたこと、そしてルヴァンカップ優勝という素晴らしい思い出を胸に、このクラブを離れます」
「いつかまた皆さんとお会いして、一緒に笑い合える日が来ることを願っています。皆さんのことを、決して忘れません。本当にありがとうございました」
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