「浜松湖西豊橋道路」に関する都市計画素案の説明会が地元で開催されています。事業化へ向けた動きの大きなステップとなりそうです
浜松湖西豊橋道路の計画を地元に説明
愛知県豊橋市が2025年11月、「浜松湖西豊橋道路」に関する都市計画素案の説明会を開催しています。静岡県側の沿線自治体でも浜松市、湖西市でも今月に予定されており、事業化へ向けた動きの大きなステップとなりそうです。
浜松湖西豊橋道路は、東名高速・新東名高速(引佐連絡路)が交わる浜松市の三ヶ日JCTから、愛知県豊橋市の三河港をむすぶ26km。4車線で速度80km/hの自動車専用道路となる計画です。
これにより、東名から離れた豊橋市街を直結するだけでなく、国道23号「名豊道路」や東名、新東名、さらに三遠南信道を連絡。より広域で見ると、日本海から上信越道・中央道・三遠南信道で太平洋を目指す南北ルートの延長部ともいえます。
新規のIC・JCTは5つで、三ケ日(浜松市)の市街地付近、新所原(静岡県湖西市)の市街地付近のほか、豊橋市内では国道1号に近い県道東三河環状線との接続点に豊橋IC(仮称、以下同)を、国道23号接続部に大崎JCTを、そして終点として東三河臨港道路(県道豊橋渥美線)との接続点に三河港ICを設けます。
また、市内の山間部(弓張山地)はトンネルで一気に抜け、岩谷観音のほぼ真下を貫くことも報告されました。
三河港の産業集積地から、東名の浜松西-音羽蒲郡の各ICまで、現状では最短でも31分のところ、浜松湖西豊橋道路ができれば19分に短縮されると推計されています。2025年春に全線開通した名豊道路も大型車の交通量が非常に多く、そこから高速道路を目指す大型車などが浜松湖西豊橋道路へ転換することによる混雑緩和などが期待されています。
浜松湖西豊橋道路は今回寄せられた意見を反映しながら、都市計画決定、そして事業スタートとへと移っていく見込みです。
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