日本代表は18日(火)、キリンチャレンジカップ2025でボリビア代表と対戦する。会場は国立競技場で19時30分キックオフ。試合の模様はTBS系列で全国生中継、TVerで無料ライブ配信される。
14日(金)に行われたガーナ代表戦は、南野拓実と堂安律のゴールで2発完封勝利。10月のパラグアイ代表戦はビハインドの展開から土壇場ドロー、ブラジル代表戦は歴史的初勝利と結果的には1勝1分けだったが、2試合で計4失点は課題の一つだった。3バックを支える渡辺剛は「誰がマークに行くのか、ズレのところを(ガーナ戦の)試合前に確認して失点しなかった。守備のスライドのところでズレが起きなかったのは、準備してきたことをしっかりと出すことができましたし、失点の反省を生かすことができた」と手応えを語っている。
ボリビア戦は2025年最後の代表戦となり、森保一監督の日本代表指揮通算100試合目のメモリアルマッチでもある。現時点でも日本代表監督としての指揮数は歴代最多だが、100試合到達は日本サッカー史上初の偉業だ。森保ジャパン発足からチームを支える南野は「素晴らしいことだと思いますし、それに相応しい監督。僕は森保さんと長くやらせてもらっていて、一緒に戦ってきた想いもあるので、素直に100試合の中で多く共にできていることは光栄なこと」と語る。スタメン起用が見込まれる小川航基も「人として素晴らしいですし、僕らが(結果で)押し上げていけるように。100試合目をいい形で勝利できれば」と意欲を示した。
FIFAワールドカップ26まで、残されたテストマッチはボリビア戦を含めて「3」。南野は「いよいよ最終段階に入ってきつつあると思うので、まずは結果というところ。なるべく良い形で自分たちのサッカーができれば」と気を引き締めた。
日本代表vsボリビア代表 日本のスタメンは?
森保一監督はボリビア戦に向けた公式会見で「ガーナ戦からはいくつかのポジションで変更をしたい。W杯に向けてチーム力を上げていけるように考えています」とコメントした。ガーナ戦をベースに半数程度の選手が入れ替わりそうだ。
GKはガーナ戦から続き、早川友基。16日の全体練習終了後には居残りで熱心にキックの個別練習に励んでいた。ショットストップに加え、攻撃につながるパスにも期待したい。最終ラインは右から板倉滉、渡辺剛、瀬古歩夢の3バック。9月のメキシコ代表戦と同じ並びを予想した。中盤はキャプテン遠藤航がスタメン復帰し、相方はガーナ戦で出色のパフォーマンスを見せた佐野海舟か。佐野はガーナ戦でフル出場しているため、藤田譲瑠チマが先発する可能性もある。両翼は変わらず右に堂安律、左に中村敬斗。前線は南野拓実、鎌田大地、そして小川航基と予想した。
「1試合目は難しいかなという話を監督として、2試合目に向けて準備しています(※13日の練習後コメント)」。始動から別メニュー調整が続いていた鎌田は15日から全体練習に合流。16日の練習後には「やれると思います」と明言しており、ボリビア戦の出場は問題なさそうだ。鎌田は9月、10月とボランチ起用が続いているが、ボリビア戦では2列目での先発と見た。足首のコンディションが万全とは言えない久保建英、体調不良で公式練習を欠席した北野颯太のスタメン起用は現状難しい。右ウイングバックに菅原由勢を配置して堂安を2列目に押し上げる形、町野修斗を抜擢して小川と2トップを組ませる形など、様々なオプションも考えられる。多様な選択肢がある中、指揮官はどう決断するのか注目だ。
取材・文=三島大輔(サッカーキング編集部)
【ゴール動画】南野拓実&堂安律のゴールでガーナを下す
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