ユヴェントスは、エルチェに所属するMFロドリゴ・メンドーサに関心を寄せているようだ。
スペインの“貴婦人”が大切にする20歳に対して、イタリアの“老貴婦人”が熱い眼差しを向けているようだ。イタリア紙『TuttoSport』によると、ユヴェントスがロドリゴ・メンドーサに注目しているとのこと。今シーズン開幕直後のサプライズとなった、エデル・サラビア監督が率いるエルチェにおいて、テクニカルなミッドフィルダーとして輝きを放っているほか、U-20スペイン代表として出場した先のU20 FIFAワールドカップ2025でも活躍。次世代の“ラ・ロハ”を担うタレントとして、国内にその名を轟かせている。
ユヴェントスは、そんな同選手について「非常に高いポテンシャルを秘めたミッドフィルダー」と評価するとともに、イタリア国内において、創造性溢れるプレーが持ち味のMFアドリアン・ベルナベ(パルマ)のような選手とも比べているという。また、エルチェや世代別代表での活躍が、「ヨーロッパのビッグクラブが彼に目を向ける」と他クラブとの競合も考慮しているようだ。
一方で、スペイン紙『マルカ』は、エルチェが「簡単に彼を手放すつもりはない」と指摘。2028年夏まで結ばれている現行契約には、2000万ユーロ(約36億円)近い解除条項が盛り込まれており、クラブはほぼ同額のオファー以外は受け付けない構えという。実際、今夏に獲得を検討していたコモやアル・イテハドに対しても、交渉に応じることはなかった模様。対照的に、ユヴェントス側は多少の交渉の余地はある、と見ていることも併せて伝えている。
メンドーサはクラブの今であり、未来でもある、とアンタッチャブルな存在だと主張するエルチェ。それと同時に、U20ワールドカップで評価を高めて戻ってきたことで、ユヴェントスが最初に動きを見せた、ビッグクラブに過ぎないことも理解しているようだ。
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