4失点惨敗で“奇跡の大逆転”ならず…イタリア代表指揮官が謝罪「欠点がすべて露呈した」

 イタリア代表は16日、FIFAワールドカップ26欧州予選グループI第10節でノルウェー代表に1-4と大敗した。

 3大会ぶりのワールドカップ出場を目指すイタリア代表は、欧州予選グループIの初戦でノルウェー代表に0-3と完敗したが、その後はジェンナーロ・ガットゥーゾ監督のもとで6連勝。首位ノルウェー代表との「3」ポイント差を維持し続け、現地時間16日には大逆転での首位浮上、本大会出場権獲得を目指し『サン・シーロ』での大一番に臨んだ。

 9点差以上での勝利が首位浮上の絶対条件となっていたイタリア代表は、11分にフェデリコ・ディマルコのお膳立てからフランチェスコ・ピーオ・エスポジトのゴールで幸先良く先制に成功。しかし、追加点を奪えずにいると63分からの約30分間でノルウェー代表に大量4得点を叩き込まれ、ホームで屈辱の大敗を喫した。これにより、イタリア代表は首位での本大会出場を逃し、3大会連続でプレーオフへ回ることとなった。

 試合後、ガットゥーゾ監督はイタリアメディア『スカイスポーツ』を通じて「前半と後半は異なる試合だった。前半はノルウェーにスペースを与えず、コンパクトにまとまってやるべきことをやり遂げた。非常に良い試合だったと思う。しかし、後半は信じられないほど苦戦してしまった。非常に残念だ」とコメント。その上で、次のように屈辱的敗戦を振り返っている。

「後半はすべてにおいてミスを犯してしまった。相手にスペースを与え、痛手を受けることになり、脆さが露呈してしまった。これらの点についてはまだ改善の余地がある。この試合では我々の欠点がすべて露呈し、失点を重ねるごとに苦戦を強いられることとなった」

 とはいえ、ワールドカップ出場への望みが絶たれたわけではない。欧州予選プレーオフは来年3月に開催され、16チームが4チームずつ4つのパス(グループ)に分かれ、各パスの優勝チームに本大会出場権が与えられる。ガットゥーゾ監督は今回の敗戦を謝罪しつつ、プレーオフへの意気込みを示した。

「3月には今日の前半のような戦いを90分間続けなければならない。時間は限られているが、弱点を克服しなければならない。欠けていた選手について話すのは簡単なことだ。準決勝、決勝、最終的にはワールドカップ出場を目指しているので、解決策を見つける必要がある。『サン・シーロ』で1-4で負けたのは良い結果ではないし、謝罪する。苦しんだ部分について改善していきたい」

【ハイライト動画】イタリアは奇跡の大逆転ならず…ノルウェーに4失点惨敗

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