<伊藤園レディス 最終日◇16日◇グレートアイランド倶楽部(千葉県)◇6769ヤード・パー72>
今季国内2戦目となった原英莉花は、初日「69」、2日目「68」、最終日「67」と日ごとにスコアを伸ばし、トータル12アンダー・4位タイでフィニッシュした。
上位で終えた一方で、3日間を通してショットの課題がはっきり浮き彫りになった。とくにドライバーは初日からフィーリングが合わず、「きょうが一番ティショットが荒れていた」と振り返った。
前半3番パー5では、ティショットを「右の崖に落として、出すだけになってしまった」とピンチを迎えた。しかし、110ヤードの4打目を1.5メートルにつける快心のショットでパーをセーブ。「パーを拾えたのが(その後の)いいプレーに繋がったかな」と笑顔を見せた。
今年は米下部エプソン・ツアーでポイントランキング5位に入り、来季の米女子ツアー昇格を決めて10月8日に帰国。スタンレーレディスを終えた後は、来年に向けてスイングの見直し、フィジカル強化に取り組んでいる。「試合って楽しいなと思いました。自分が今トレーニングとかを意識していることを試しながら戦えるのがすごく楽しい」。今週は、それらの成果を実戦で確かめる貴重な機会となった。
来週の「大王製紙エリエールレディス」(11月20~23日)にも推薦で出場する。「来週はティショットを安定させたいです」と課題の継続に意欲を示しつつ、「きょうはパッティングがすごく良かった。来週は(グリーンの)スピードがわからないですけど、来週のコースのほうが好きなイメージがあるので楽しみです」。好調なパッティングを武器に、来年につながる一週間にしたい。(文・高木彩音)
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