キュラソーがW杯に王手、“大会史上最少”の出場なるか…スリナムも首位で最終節へ

 カリブ海から“大会史上最小”のワールドカップ出場チームが生まれるかもしれない。14日に『ESPN』が報じた。

 その名はキュラソー。444平方キロメートルにおよそ約15万6000人が暮らしている。オランダ王国の構成国だが、古くから独自のサッカー連盟でCONCACAF(北中米カリブ海)などの大会に参加してきた実績を持つ。ただ、スポーツは野球の方が盛んで、サッカー代表が檜舞台に立つことは少なかった。

 しかし、現在はMFタヒス・チョン(シェフィールド・ユナイテッド/イングランド)を筆頭に、欧州で活躍する選手たちが続々とキュラソー代表に加わった。快進撃を見せるなか、予選グループBでジャマイカやトリニダード・トバゴを抑えて現在首位。最終節は2位ジャマイカと直接対決し、キュラソーは引き分け以上でW杯ストレートインが決定。2018年のアイスランドよりも国土・人口ともに少ない史上最少の出場チームとなる。

 W杯北中米カリブ海予選は開催国のアメリカ、メキシコ、カナダがいないことで大混戦となっており、予選グループAで首位に立つスリナムも初出場を決めるかもしれない。かつてオランダ領だったスリナムは、クラレンス・セードルフ氏やエドガー・ダーヴィッツ氏らを輩出してきたが、いずれもオランダ代表で活躍。現在のチームにも欧州のビッグクラブで活躍する選手はいないが、ここまで2勝3分でパナマ代表と同勝ち点の首位に立っており、史上初のW杯出場権獲得に近づいている。

【ハイライト動画】バミューダ 0-7 キュラソー

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