古巣での挑戦は2年半で終了…シャビ氏が語るバルサ監督時代の後悔「敬意、努力を失い、基準は下がり続けた」

 元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス氏が、バルセロナ監督時代を振り返った。13日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

 現役時代にバルセロナで公式戦通算767試合に出場し、“黄金期”を中心選手として支えたシャビ氏は、2021年11月にロナルド・クーマン監督(現:オランダ代表)の後任として古巣に帰還。2年目の2022-23シーズンにはチームをラ・リーガならびにスーペルコパ・デ・エスパーニャ制覇に導いたが、翌シーズンは宿敵レアル・マドリードに大きく水をあけられて無冠に終わり、昨年6月末をもって退任した。

 2つのタイトルをもたらしたものの、自身の現役時代のような黄金期を築くことはできず、わずか2年半でバルセロナを去ることとなったシャビ氏。退任から1年以上が経過し、在任期間を次のように振り返っている。

「選手とクラブに大きな期待を抱いてバルサでの監督キャリアをスタートさせた。当初はクラブからの要求がそれほど高くない時期だったんだ。私の失敗は、就任してからラ・リーガと」スーペルコパ・デ・エスパーニャを制覇するまでの1年間しか高い基準を維持できなかったことだ。基準を下げてしまったんだ。選手たちはもはや以前のような姿勢、敬意、努力を失い、基準は下がり続け、最後のシーズンには何も勝ち取ることができなかった」

 古巣での経験を経て「多くのことを学んだ。自己批判をしなければならなかったんだ」と明かしたシャビ氏。バルセロナ退任後はフリーの状態が続いているが、再びメガクラブで指揮を執る日は訪れるだろうか。

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