W杯予選で7連勝&20得点無失点のイングランド代表…トゥヘル監督が語るチーム作りの哲学とは

 トーマス・トゥヘル監督率いるイングランド代表が盤石の戦いを見せている。

 FIFAワールドカップ26欧州予選・グループK第9節が現地時間13日に行われ、すでに本大会出場を決めているイングランド代表はセルビア代表と対戦した。序盤から主導権を握り28分にブカヨ・サカの狙い済ましたボレーシュートで先制すると、90分にはフィル・フォーデンのお膳立てからエベレチ・エゼが追加点をマーク。2-0で勝利し、予選開幕からの連勝を「7」に伸ばした。

 欧州予選でここまで7戦全勝・20得点無失点という圧巻の成績を収めているイングランド代表は、世界で屈指の選手層を誇る。この日の前線にはサカ、モーガン・ロジャーズ、マーカス・ラッシュフォード、ハリー・ケインが並び、フォーデン、エゼ、ジュード・ベリンガムらが途中出場。負傷で招集外だったコール・パーマーやノニ・マドゥエケらも含め、本大会のメンバー入りと定位置確保に向けた熾烈な競争が今後は続いていくだろう。

 トゥヘル監督はイギリスメディア『スカイスポーツ』を通じて「スタメン11人を作るのではなく、チームを作っているんだ。全員が所属クラブの主力選手でありプレーすることに慣れていて、だからこそ時には失望することになるかもしれない」と前置きしつつ、選手一人一人がチームに徹する必要性を強調した。

「これは当然のことだが、チーム作りという理念を受け入れなければならない。それが我々の望む姿であり、必要な道であり、他に選択肢はない。個人のエゴや失望を乗り越え、我々が強い集団となってチームに貢献し、監督に『次は誰を起用するか』という悩みの種を与えた時、初めて道が開ける。それがチームの本質であり、私が好むものなんだ」

 続けてセルビア戦の内容については「試合前後の雰囲気や試合中のエネルギーは健全だった。全員が互いを尊重し合っている。ピッチ上の選手たちはベンチから出てくる選手が試合を終わらせてくれることを確信している。今日の試合での影響力は明らかだったし、この状態を維持しなければならない」と言及。65分にケインとの交代でピッチに立ち、“偽9番”としてプレーしたフォーデンについては次のようにコメントした。

「彼は自信に満ちている。キャンプで彼にあった最初の数秒で自信を感じ取ることができたんだ。深く守りを固める相手を崩さなければならない試合では、常に選択肢となり得る選手だよ」

【ハイライト動画】イングランド代表が2発完勝! 7連勝・20得点無失点と盤石の戦い

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