40歳主将の愚行…ポルトガル指揮官は肘打ち退場のC・ロナウドを擁護「不運だった」

 ポルトガル代表のロベルト・マルティネス監督が、現地時間13日に行われたFIFAワールドカップ26欧州予選・グループF第5節アイルランド代表戦で一発退場となった同国代表FWクリスティアーノ・ロナウドについて言及した。同日、ポルトガルサッカー連盟(FPF)の公式サイトがマルティネス監督のコメントを掲載している。

 40歳の“生ける伝説”がまさかの愚行を働いた。アイルランド代表戦の61分、相手DFダラ・オシェイとペナルティエリア内で競り合っていたC・ロナウドは、オシェイの背中に肘打ち。グレン・ニーベルグ主審は当初イエローカードを提示していたが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)の勧告を受けてオンフィールドレビューを実施した結果、判定をレッドカードに変更した。代表選手として初の退場処分を受けたC・ロナウドは、出場停止試合数にもよるが、仮にポルトガル代表がW杯出場権を獲得した場合でも本大会まで処分が持ち越される可能性が出ている。

 FPFの公式サイトは、試合後のマルティネス監督のコメントを掲載。最終的に0-2で敗れたアイルランド代表戦を「忘れたい試合だった」と表現し、敗北を悔やんだ。また、勝敗に少なからず影響を及ぼしたキャプテンの暴挙について次のように語っている。

「クリスティアーノのような選手は試合中ずっとペナルティエリア内にいて、常に接触し、掴みかかってくる相手DFに対処しなければならない。難しい状況だと思うよ。あれは暴力的な行為ではなく、クリスティアーノは相手を振り払おうとしただけ。不運だったんだ。(VARの)映像の角度が実際よりも悪い印象を与えていると思うよ。代表チームで初めてレッドカードを受けたわけだが、信じられない思いだ」

 あくまで意図的な暴行ではなかったとして、マルティネス監督はC・ロナウドを擁護した。今後は、ポルトガル代表が誇る大ベテランの出場停止試合数に注目が集まることになる。

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