DPワールドが欧州ツアーとの契約を2035年まで更新 来季から新たに「ローリー・マキロイ賞」も設立

DPワールドが欧州男子ツアータイトルのパートナー契約を更新。これにより「DPワールドツアー」という現名称が、少なくとも2035年まで続くことになる。
「DPワールド」とはアラブ首長国連邦のドバイに本社を置く世界最大級の港湾・ロジスティクス企業。欧州男子ツアーとは2021年11月に契約し、同ツアーは2022年から「DPワールドツアー」と名称変更された。11日には、DPワールドとツアーがパートナーシップを長期で延長。2035年まで続くパートナーはツアー史上最長となる。

DPワールドツアーの最高経営責任者、ガイ・キングス会長は「パートナーシップの第一段階では『DPワールド』のグローバルな認知度向上に注力してきたが、過去4年は大きな成功を収めた。これからはさらにこの協力関係を強め、サプライチェーンであるDPワールドは専門知識を活用し、我々のグローバルなトーナメント日程を実現する上で不可欠な存在となる。これは真のパートナーシップであり、今後10年間さらに進化するだろう」とコメントを発表した。

DPワールドツアーの年間ポイントレースは「レース・トゥ・ドバイ」で、ツアー最終戦の「DPワールドツアー選手権」は2035年までドバイで開催される。

さらにDPワールドツアーは欧州勢として初のキャリア・グランドスラムを達成したローリー・マキロイ(北アイルランド)に敬意を表し「ローリー・マキロイ賞」の設立も発表した。同賞は同年の四大メジャーでベストな活躍をした選手に送られるもので、トロフィーにはマキロイの名前が刻まれている。

開始は2026年から。DPワールドツアーのメンバーで、「マスターズ」、「全米プロ選手権」、「全米オープン選手権」、「全英オープン選手権」の四大会でもっとも「レース・トゥ・ドバイ」のポイントを獲得した選手が選ばれる。

マキロイも「自分の名前を冠したものが、次世代の選手たちに受け継がれていくのは、この上ない名誉で、とても謙虚な気持ちになる」とよろこびの声を発表した。「DPワールドツアーは自分のゴルフキャリアをスタートさせた場所。欧州初のキャリア・グランドスラムを達成したことをとても誇りに思う」とも語る。ちなみにマキロイの名前を冠していることから、マキロイには賞を獲得する権利がないという。(文・武川玲子=米国在住)

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