マンチェスター・ユナイテッドに所属するブラジル代表MFカゼミーロに、契約延長の可能性が浮上したようだ。11日、イギリスメディア『トークスポーツ』が伝えている。
現在33歳のカゼミーロは母国ブラジルの名門サンパウロの下部組織出身で、2010年にトップチームへと昇格を果たした。2013年にレアル・マドリード・カスティージャ(Bチーム)に加入し、ポルトへのレンタル移籍を経て2015-16シーズンから“白い巨人”に復帰。以降はトップチームの主力に定着して公式戦通算310試合出場31ゴールを記録するなど、クラブのラ・リーガ制覇やチャンピオンズリーグ(CL)3連覇に大きく貢献した。2022年8月からはマンチェスター・ユナイテッドに活躍の場を移している。
イングランド上陸1年目の2022-23シーズンは公式戦51試合出場7ゴール6アシストをマークしたカゼミーロ。しかし、負傷の影響もあり徐々に出場機会を減らすと、ルベン・アモリム監督への指揮官交代を機に一時は完全にレギュラーの座を失った。それでも昨季終盤には中盤で定位置を奪い返し、今季は公式戦10試合出場3ゴール1アシストをマーク。立て直しの兆しを見せるチームを力強く牽引している。
そうしたなか、アモリム監督がカゼミーロの来季残留に前向きな姿勢を示している模様。『トークスポーツ』は、『今シーズンのマンチェスター・ユナイテッドが許した20失点のうち、ベテランMFがピッチ上にいた時間帯はわずか5失点』とカゼミーロの貢献を強調しつつ、30万ポンド以上(約6000万円)と伝えられる週給を減額することで契約延長に至る可能性を報じた。
カゼミーロとマンチェスター・ユナイテッドの現行契約は2026年6月まで。1年間の延長オプションも付随しているが、来季も“赤い悪魔”でプレーすることになるのだろうか。
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