日本代表は11日、キリンチャレンジカップ2025のガーナ代表戦に向けてトレーニングを実施。2日目は9名がピッチに出て約1時間汗を流した。
招集された全26名が集合した中、ほとんどの選手は室内トレーニングで汗を流すことに。田中碧(リーズ)もピッチには出てこずに調整につとめた。
コンディションについては「帰ってきたりして移動が多いのでタフですけど、慣れているので問題はないかなと思います」と語った田中。直近の試合は出番がなかったが、その前は2試合続けて先発していた田中は「やってて手応えもありますし、楽しさもあるので、毎試合発見もあります。個人的には、まだまだの部分もありますが、ある程度の手応えはあります」と、徐々にプレミアリーグでも手応えを感じているようだ。
10月にはブラジル代表を相手に逆転勝利を収めた日本。ただ「どの試合も簡単ではないので、ブラジルだから難しいとか、ガーナだから簡単だとか、そういうわけではサッカーはないです」と田中は振り返り、「ブラジルも日本に負けるとは思ってなかったと思いますし、現代サッカーは差が縮まってきているように、各チーム能力は上がってきているので、対ガーナだから、ワールドカップで優勝したことがない国だからとかは特にありません。相手によって起こり得るシチュエーションは変わるかと思いますけど、柔軟にやって行く必要はあると思います」と、どんな相手でも難しさはあるとし、しっかりと対応してプレーして行くことが重要だとした。
今回の2試合を終えると、いよいよワールドカップイヤーに突入。残りの活動で確認したいことについては「主導権をどう握るのかということは大事だと思うので、ボールを握って主導権を握るのか、相手に持たせて主導権を握るのかは大事になります。セットプレーでもたくさん点は入れていますが、スローインなども含めて、自分たちのクオリティを上げて行くことは大事かなと思います」と、主導権を握って行くことが大事だとし、とにかく勝利という結果を掴むことが大事であり、セットプレーも大事にしたいと語った。
「サッカーはゴールで決まるものなので、流れとか関係なしにセットプレーは試合の結果を決められると思いますし、流れがどんなに悪くても、個人の能力でゴールを取ることは大事ですけど、セットプレーで点を取って勝ち切ることも凄く大事だと思います」
「内容も100点、結果も100点という試合は難しいので、内容が50点でも勝ちという結果を取れるようなスタイル、戦い方も必要です。セットプレーとかで内容に関わらずに勝負を決めるというのは、プレミアでやっていても大事たと思っています。自分たちが守る時もそうですし、攻める時も重要だと思っています」
また「勝つことが全てだと思うので、内容も求めつつ、勝つことが正解だと思います」と語る田中。「今までやってきたものも、課題はありつつも正解の部分もあります。ただ、ワールドカップという大会でしか自分たちの答えは出ないと思うので、今やってきていることが正しいかはわかりませんけど、最善を尽くすことが正解に近づく近道だと思います。自分たちでどれだけまとまって、自分たちの闘い方を選んで遂行できるか。個人としてもチームとしてもワールドカップまでにどれだけレベルアップできるかが全てだと思います」と、残りの7カ月でしっかりと力をつけて行くことが大事だとした。
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