キエーザがイタリア代表招集を辞退?…ガットゥーゾ監督が明かす「それぞれの選択や問題を尊重」

 イタリア代表を率いるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督がリヴァプールに所属するFWフェデリコ・キエーザについて言及した。10日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。

 3大会ぶりのFIFAワールドカップ出場を目指すイタリア代表は、欧州予選グループIでここまで5勝1分の成績を収め、6戦全勝のノルウェー代表に次ぐ2位につけている。自動的に本大会出場権が与えられる首位への浮上を目指し、現地時間13日にモルドバ代表戦、そして3日後にはノルウェー代表との直接対決を控えている。

 ガットゥーゾ監督は運命の2試合に向けて、ジャンルイジ・ドンナルンマ(マンチェスター・シティ/イングランド)やアレッサンドロ・バストーニ(インテル)、サンドロ・トナーリ(ニューカッスル/イングランド)ら主力を順当に選出。しかし、リヴァプールで今シーズンここまで公式戦12試合出場2ゴール3アシストという成績を残し、復調の兆しを見せているキエーザはメンバーに名を連ねなかった。

 リヴァプールでの適応に苦戦したこともあり、昨年のEURO2024以降はイタリア代表から遠ざかっているキエーザ。しかし、今回の招集外についてはガットゥーゾ監督の判断ではなく、選手本人の意向を汲んでのものだったようだ。指揮官は「キエーザの不在? それは彼自身の選択だ。まだベストの状態ではない」と前置きした上で、次のように言葉を続けている。

「彼とはよく話している。我々はただ、それぞれの選択や抱えている問題を尊重するしかない。これ以上話すことはできないが、それが真実なんだ。キエーザの選択だったのか? その通りだし、それは容易に想像できる。そうでなければ、このことについて5度も説明することはなかっただろう」

 なお、ガットゥーゾ監督は先月にもキエーザの招集外について言及。「彼は100パーセントの状態ではないし、100パーセントのコンディションを取り戻したいと思っている。これが真実だ」と明かしていた。

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