渋野日向子、西村優菜は逆転シードへ“何位以上”が最低条件に? 13日に“正念場”米女子フロリダ大会が開幕

<アニカ・ドリブン by ゲインブリッジ at ペリカン 事前情報◇10日◇ペリカンGC(フロリダ州)◇6616ヤード・パー72>

米女子ツアーはアジアツアーが終わり、再び米本土に戻る。今週は13日からフロリダで試合を実施。来週のシーズン最終戦「CMEグループ・ツアー選手権」出場権が得られる年間ポイントランク60位以内に入れなかった選手にとっては、ここが今季ラストマッチになる。
この試合に日本勢は12人が出場。自己最高位の世界ランク3位に浮上した山下美夢有をはじめ、竹田麗央、岩井明愛、岩井千怜、西郷真央、勝みなみ、古江彩佳は年間女王がかかる来週へ弾みをつける試合になる。

一方、ポイントランク61位の馬場咲希、同70位の吉田優利にとっては、60位圏内進出を目指す重要な一戦になる。現在479.812ptで60位につけるキャシー・ポーター(オーストラリア)と馬場(473.478pt)との差は、わずか6.334pt。吉田は89.521pt差の逆転を目指していく。

さらにこの試合は、来季の出場権が得られるポイント上位80位以内の“シード権争い”も重要な焦点になる。現在、圏外の選手ではポイントランク104位の渋野日向子、同127位の西村優菜、そして同130位の笹生優花が出場。笹生は昨年の「全米女子オープン」優勝の権利で、来季出場権が確定しているが、渋野、西村にとっては、まさに正念場になる。

現在80位は341.062ptのアシュリー・ブハイ(南アフリカ)。191.717ptの渋野との差は149.345pt。もちろん他の選手の結果に左右される部分は大きいが、現状で逆転のためには、最低でも単独で180ptが得られる4位以上が目安になる。98.071ptの西村は80位と242.991ptの差があり、こちらは単独で320ptが得られる2位以上が狙わないといけないラインだ。

ただし、来季第1回リシャッフルまでの出場権が確保できるポイントランク81~100位以内に入れば、年末の最終予選会は回避できる。そのため、ここも見ながらのプレーになる。

大会の賞金総額は325万ドル(約5億円)。優勝者は48万7500ドル(約7500万円)を手にする。昨年はネリー・コルダ(米国)が優勝した。なお、先週、日本で行われた米ツアー「TOTOジャパンクラシック」を制し通算7勝目を挙げた畑岡奈紗はエントリーしていない。

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