ブンデスリーガ第10節が9日に行われ、フランクフルトとマインツが対戦した。
9試合で19失点と守備の脆さが目立ち、ここまで4勝2分3敗と今ひとつ波に乗り切れていないフランクフルト。そんなチームにおいて、今夏に加入した堂安律はここまで公式戦14試合に出場し4ゴール4アシストと、すでに攻撃の主軸として活躍している。一方、昨シーズン6位と躍進したマインツも今シーズンは苦戦が続き、ここまでわずか1勝で降格圏に低迷。佐野海舟は公式戦16試合出場1ゴール2アシストと奮闘しているが、チームとしては浮上の兆しが見えない状況だ。
堂安と佐野が揃って先発出場した一戦は序盤から拮抗した展開が続き、両チームがシュートを1本も打てないまま30分程が経過。大きなチャンスがないまま前半はスコアレスで終了した。
後半はフランクフルトが圧力を強め、堂安も右サイドから内側に絞ってボールを受けるシーンが増えていく。56分にはGKからのロングボールをヨナタン・ブルカルトが頭で逸らし、ジャン・マテオ・バホヤがドリブルで持ち上がったところからアンスガー・クナウフがシュートを放ったが、惜しくも枠を捉えることができない。70分にはボックス手前やや左寄りの絶好の位置でFKを獲得したが、マフムド・ダフードのキックは枠の左へ外れた。
攻めあぐねていたフランクフルトだが、80分にようやく先制に成功する。ボックス右角付近でボールを堂安が対峙したDF2人の間を細かいタッチで突破しボックス内へ侵入。体勢を立て直すと、左足でグラウンダーのシュートをゴール左下へ流し込んだ。堂安は今シーズンのブンデスリーガ3ゴール目、公式戦5ゴール目となっている。
ビハインドを負ったマインツは87分に川﨑颯太を投入するも追い付くことはできず、試合は1-0で終了した。次節、フランクフルトは22日にアウェイでケルン、マインツは21日にホームでホッフェンハイムと対戦する。
【スコア】
フランクフルト 1-0 マインツ
【得点者】
1-0 80分 堂安律(フランクフルト)
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