セリエA第11節が9日に行われ、ローマとウディネーゼが対戦した。
ローマは前節終了時点で7勝3分を記録し、勝ち点「21」を積み上げている。今節を既に消化したミランは勝ち点「1」の獲得にとどまり、ナポリは勝ち点を伸ばせなかったため、勝利すればインテルの結果次第で首位に浮上できる。そんな今節は、本拠地『スタディオ・オリンピコ』に、4勝3分3敗の成績を残すウディネーゼを迎えた。
試合はスコアレスで時計の針が進んだものの、30分にはローマがチャンスを構築。敵陣左サイドでボールを奪ったロレンツォ・ペッレグリーニが前方へ繋ぎ、ボールを引き取ったアルテム・ドフビクが左足を振るも、シュートは相手にブロックされる。だが、ペナルティエリア手前でブライアン・クリスタンテがこぼれ球に反応。右足でミドルシュートを狙ったが、ここはディフレクションの末にポストに嫌われる。
このまま前半も終盤へ向かったが、42分にスコアが動いた。クリスタンテからの浮き球パスでジャンルカ・マンチーニが右サイドを抜け出し、クロスボールを送ると、これがハッサン・カマラの手に直撃。OFR(オンフィールドレビュー)を経て、ローマにPKが与えられると、キッカーを務めたペッレグリーニがゴール右下にシュートを沈めた。
ローマの1点リードで後半へ折り返すと、61分には追加点をゲット。ペッレグリーニとのパス交換からマヌ・コネが敵陣中央を前進し、右サイドへ展開すると、ゼキ・チェリクがマンチーニとのワンツーから、右足で冷静に流し込む。ローマ在籍4年目の右サイドバックが、セリエA初ゴールを挙げ、ローマがリードを広げた。
試合はこのままタイムアップ。この結果、前節のミラン戦を0-1で落としていたローマが、セリエAで2試合ぶりの白星を手にした。試合終了直後の暫定順位では首位に浮上。今節の全日程が終わった時点で首位に立てるか否かは、インテルの結果次第となる。対するウディネーゼは2試合ぶりの黒星となった。
次節、ローマは23日に敵地でクレモネーゼと、ウディネーゼは22日にホームでボローニャと、それぞれ対戦する。
【スコア】
ローマ 2-0 ボローニャ
【得点者】
1-0 42分 ロレンツォ・ペッレグリーニ(PK/ローマ)
2-0 61分 ゼキ・チェリク(ローマ)
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