N・フォレスト、リーズに逆転で開幕戦以来の今季2勝目! 田中碧は7試合ぶり出番なし

 プレミアリーグ第11節が9日に行われ、リーズは敵地でノッティンガム・フォレストと対戦した。

 リーズは前節終了時点で3勝2分5敗の成績を残しており、昇格組ながら、まずまずのスタートを切った。今節相対するノッティンガム・フォレストは、ヨーロッパリーグ(EL)と並行しての戦いに挑む今季、1勝3分6敗の成績で19位に低迷中。シーズン開幕後、既にヌーノ・エスピリト・サント氏(現:ウェストハム指揮官)、アンジェ・ポステコグルー氏と、2名の監督を解任しており、現在指揮を執るショーン・ダイチ監督は今季3人目の指揮官だ。

 リーズに所属する田中碧が3試合ぶりにベンチスタートとなったゲームは、序盤の13分に動く。リーズは敵陣でのルーズボール回収から、ノア・オカフォーがボールを残し、ブレンデン・アーロンソンを経由してルーカス・ヌメチャにボールが渡る。ヌメチャはペナルティエリア手前から右足を振り抜くと、狙い澄ました一撃がゴール左下に突き刺さった。

 だが、リーズのリードは長くは続かない。先制直後の15分、ノッティンガム・フォレストはイゴール・ジェズスがロングボールを頭で繋ぐと、ニコロ・サヴォーナからのパスを受けたダン・ンドイがボックス右で切り返し、左足でクロスを送る。このボールはリーズのGKルーカス・ペリが先に触ったものの、こぼれ球にイブラヒム・サンガレが反応。冷静に右足で流し込み、試合を振り出しに戻した。

 前半はこのまま1-1で終了。後半に入ると、次の1点は68分に生まれる。ムリージョの蹴ったサイドチェンジのボールから、敵陣右サイド深い位置へ駆け上がったオマリ・ハッチンソンにボールが渡ると、マイナス方向へ切り込んで左足でクロスボールを送る。最後はボックス内へ飛び込んだモーガン・ギブス・ホワイトがヘディングシュートを沈め、ノッティンガム・フォレストが逆転に成功した。

 終盤に入った88分には、右サイドをドリブルで破ったハッチンソンが、ボックス内でのファウルを誘発し、ノッティンガム・フォレストがPKを獲得。キッカーを務めたエリオット・アンダーソンはGKペリの逆を突く強烈なシュートを沈め、ノッティンガム・フォレストがトドメを刺した。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、ノッティンガム・フォレストが今季開幕戦のブレントフォード戦(○3-1)以来、実に10試合ぶりの白星を記録。EL・リーグフェーズ第3節ポルト戦(○2-0)を勝利で終えてはいたものの、プレミアリーグでは、ダイチ新体制での初勝利となった。対するリーズは、今季2度目の連敗に。田中碧は第4節フルアム戦(●0-1)以来、7試合ぶりに出番なしとなった。

 次節、リーズは23日にホームでアストン・ヴィラと、ノッティンガム・フォレストは22日に敵地で遠藤航が所属するリヴァプールと、それぞれ対戦する。

【スコア】
ノッティンガム・フォレスト 3-1 リーズ

【得点者】
0-1 13分 ルーカス・ヌメチャ(リーズ)
1-1 15分 イブラヒム・サンガレ(ノッティンガム・フォレスト)
2-1 68分 モーガン・ギブス・ホワイト(ノッティンガム・フォレスト)
3-1 90+1分 エリオット・アンダーソン(PK/ノッティンガム・フォレスト)

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