トリノ・ダービーはスコアレスドロー決着…ユヴェントスはこじ開けられずリーグ3連勝を逃す

 セリエA第11節が8日に行われ、ユヴェントスとトリノが対戦した。

 公式戦8試合未勝利に陥るなど不安定な戦いが続き、先月末にイゴール・トゥドール前監督の解任を発表したユヴェントス。新たに就任したルチアーノ・スパレッティ監督のもとではリーグ戦で連勝し、チャンピオンズリーグ(CL)のスポルティング戦を引き分けで終えて3戦無敗としている。上位との差が縮まりつつある中で迎えた今節はトリノ・ダービー。同じ街のライバルを下し、今シーズン2度目の3連勝を飾ることができるだろうか。

 序盤からユヴェントスがボールを握り、トリノがミドルブロックを形成したところからカウンターを狙う展開が続く。7分、フランシスコ・コンセイソンが右サイドから細かいタッチのドリブルでカットインするも、シュートはDFがブロック。20分にはケフレン・テュラムがドリブルで持ち上がったところからドゥシャン・ヴラホヴィッチが起点を作り、ポストプレーを受けたウェストン・マッケニーがボックス内へ侵入したが、シュートを打つことはできなかった。

 なかなかトリノのブロックの中に割って入れないユヴェントスはサイドからの攻略を試み、30分にはトゥーン・コープマイネルスが左から上げたクロスのこぼれ球にテュラムが反応したが、シュートはGKアルベルト・パレアーリに阻まれる。41分には再びコンセイソンがカットインから際どいシュートを放つも、枠を捉えることができなかった。前半はこのままスコアレスで終了する。

 後半開始早々の47分、トリノは右サイドでこぼれ球を拾ったところから素早く相手DFラインの背後へ展開し、抜け出したジョバンニ・シメオネがGKミケーレ・ディ・グレゴリオとの1対1を制してネットを揺らしたが、オフサイドで得点は認められず。62分にはシメオネが起点を作ったところから、ボールをカットしたテュラムのパスが後方に流れてチェ・アダムスがボックス内へ侵入。カットインから右足を振るも、GKディ・グレゴリオが片手で弾き出した。

 ピンチを凌いだユヴェントスは68分、ドン・ジェグロヴァが右から上げた鋭いクロスにマッケニーが合わせたが、枠を捉えたヘディングシュートはGKパレアーリが好セーブ。途中出場のジョナサン・デイヴィッドも前線で起点となり、時間の経過とともに攻勢を強めていくが、最後のところでトリノを崩し切ることができない。試合はこのままスコアレスドローで終了した。

 次節、ユヴェントスは22日にアウェイでフィオレンティーナ、トリノは24日にホームでコモと対戦する。

【スコア】
ユヴェントス 0-0 トリノ

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