バルサSDが冬の補強を現時点で否定「必要ないと思う」 離脱者続くもチームを信頼

 バルセロナでスポーツディレクター(SD)を務めるデコ氏が、冬の移籍市場について言及した。8日、スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』が同氏のコメントを伝えている。

 クラブOBでもあるデコ氏は2023年夏にSDに就任。今夏の移籍市場では、エスパニョールからスペイン人GKジョアン・ガルシア、マンチェスター・ユナイテッドからイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォード、コペンハーゲンからスウェーデン代表FWルーニー・バルジを迎え入れて新シーズンをスタートさせた。

 ここまで11試合が消化したリーグ戦では勝ち点「25」を獲得し、2位についており、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズにおいては、2勝1分1敗で11位に位置している。10月26日に行われたラ・リーガ第10節レアル・マドリードで1-2と敗れ勝ち点差を「5」に広げられると、5日のCLリーグフェーズ第4節クラブ・ブルッヘ戦ではハイラインを突かれ、3-3の引き分けで試合を終えた。

 こうした状況のなか、デコSDは地元メディア『カタルーニャ・ラジオ』で現在のチーム状況について「心配はしていない」とコメント。さらに「インテンシティを落とせば、試合で苦しむことになる。最高の選手を起用し続けなければならない。言い訳はできないが、ケガ人が多く、交代もできず、選手層が薄くなってしまうとね……。たとえ勝っていても改善すべきことは残る」と述べている。

 バルセロナは負傷者が続出の序盤戦を過ごしており、最近ではスペイン代表MFペドリの離脱が決定。他にも同代表MFガビやブラジル代表FWハフィーニャらが戦列から離れている。それでもデコSDは冬の移籍市場での補強の可能性を現時点で否定した。

「もし予想外の出来事が起きなければ、補強は必要ないと思う。我々はすでに改善できる点と直面している課題を理解している。昨シーズンも厳しい時期を過ごしたが、それを乗り越えることができたからね」

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