LIVゴルフ出場を目指す池村寛世 ポイントレース浮上のチャンス「そこを考えながらゴールしたい」

<マオタイ シンガポールオープン 3日目◇8日◇ザ・シンガポールアイランドCC(シンガポール)◇7295ヤード・パー72>

トータル6アンダー・41位から出た池村寛世が、7バーディ・1ボギーの「66」をマーク。首位と3打差のトータル12アンダー・9位まで順位を上げてきた。
1つ前の組でトップスタートだった浅地洋佑が7つのバーディを奪ってリーダーボードを駆け上がる中、池村もすぐ後ろから追いかけた。

「短いホールでバーディを取れたし、そこでいいリズムが作れた」と振り返る。ただ、今週はティショットが荒れ模様。2日目はフェアウェイキープ率29%(4/14)、3日目は21%(3/14)と、ラフからのセカンドが続いた。それでも「うまくパーを拾えている」と我慢を重ね、「チャンスが来たら取れる」ゴルフを続けている。

前の組で浅地がスコアを伸ばしているのは、プレー中にも把握していた。「あす、一緒に回りたいなと思っていた」と語り、負けじとバーディを積み重ねたが、トータルスコアは2打及ばず。それでも「きょうのスコアは合格」と納得の表情を見せた。

全9戦で構成されるインターナショナルシリーズの第8戦となる今大会。シリーズのポイントランキング上位2名(有資格者を除く)には、来季のLIVゴルフ出場権が与えられるが、その争いもいよいよ佳境に入った。

「LIVに行きたいという目標がある」。当然、このポイントレースを意識して戦ってきた。現在ランキング22位(76.83pt)の池村にとって、2位までの差は144.36pt。

差は小さくないが、仮に今大会で優勝できれば180ptが加算される。さらに賞金総額500万ドル(約7億7000万円)がかかるサウジアラビアでの最終戦は、優勝者に324ptが付与される。逆転の可能性は、まだ十分に残されている。

第2ラウンドを終えた時点では「一発勝てたら全然分からない。そこを考えながらゴールしたい」と語っていた。そして3日目を終え、大量ポイント獲得のチャンスが巡ってきた。「ポイントを取って、いい状態でサウジを迎えたい」。目標とするLIV出場が現実味を帯びてきた。(文・齊藤啓介)

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