守備の脆さ露呈し痛恨ドロー…F・デ・ヨングが改善の必要性強調「3失点したら勝つのは難しい」

 バルセロナは現地時間5日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節でクラブ・ブルッヘと対戦し、3-3で引き分けた。

 敵地に乗り込んだバルセロナは開始早々の6分にハイラインの裏を突かれて先制を許すと、直後にフェラン・トーレスがネットを揺らすも、17分に鮮やかなカウンターを浴びて失点。61分にラミン・ヤマルが驚異的なテクニックから同点ゴールを挙げたが、わずか2分後にまたもやハイラインの裏を突かれて三度勝ち越される。それでも77分にヤマルのクロスが相手DFのオウンゴールを誘発し、なんとかドローに持ち込んだ。

 ハイラインを敷く守備の脆さを露呈し、連勝を逃したバルセロナ。試合後、ハンジ・フリック監督は「自陣に引いて守り、カウンターで1-0を狙うようなサッカーはしない。最後の3分の1で守ることもできるが、自分たちの哲学を貫く。もっと良い形でやっていく」と主張しつつ、「中盤のプレスが弱かった。ボールを失う場面が多く、守備ラインにとっては相手の速攻を止めるのが難しかった。最終ラインももっと改善しなければならない」と課題を指摘した。

 中盤の一角としてフル出場したフレンキー・デ・ヨングはスペイン紙『マルカ』を通じて「勝たなければならない試合だった。もちろん、もっと改善しなければならない。調整すべき点はいくつかある。改善に向けて取り組んでいるが、必ずしもピッチ上で成果を出せていない」とコメント。その上で、守備面の課題について次のように語っている。

「カウンターアタックへの対応が弱点だと思っている。マークの甘さ、高い位置でのプレス、そして守備の位置取りの悪さが原因だ。すべてにおいて問題を抱えている。昨シーズンのことは忘れなければならない。ヨーロッパで最高のチームではなかった。こんなことはあってはならないことで、もっと改善しなければならない。CLでも優勝できず、失点が多すぎた。3失点したら勝つのは非常に難しくなる」

 なお、バルセロナはここまでラ・リーガ11試合で13失点、CL4試合で7失点を喫している。

【ハイライト動画】バルサはクラブ・ブルッヘと痛恨ドロー

externallink関連リンク

●バルサ、3度のビハインドを追いつくも…敵地でクラブ・ブルッヘとドロー、今季CLで初の連勝ならず●バルサ指揮官、“3点被弾”も哲学貫く姿勢強調…守備の課題を認めるも「自分たちのDNAで戦う」●圧巻弾のヤマル、“神の子”との比較に言及「メッシはこういうゴールを何千回も決めてきた」●バルサ相手に3得点奪ってドロー…クラブ・ブルッヘ指揮官「素晴らしい仕事をしてくれた」●森保一監督が日本代表通算100試合目の指揮へ!…節目の一戦を前に「これからも変わらぬ気持ちで」と強調
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)