ギェケレシュ不在も“CF”メリーノが殊勲の2発!…2025年に入り合計19ゴールと決定力発揮

 アーセナルは現地時間4日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第4節でスラヴィア・プラハに3-0で勝利した。

 離脱が続いているカイ・ハヴァーツとガブリエウ・ジェズスに加え、ヴィクトル・ギェケレシュも欠場することとなったアーセナルは、中盤を本職とするミケル・メリーノを最前列に配して敵地での一戦に臨んだ。32分にブカヨ・サカのPKで先制すると、46分にはレアンドロ・トロサールのクロスにメリーノがボレーで合わせて追加点。68分にはデクラン・ライスのクロスからメリーノが2ゴール目を奪い、リーグフェーズ開幕から無傷の4連勝を飾った。

 またしてもメリーノが“9番”不在の危機を救った。アーセナルを率いるミケル・アルテタ監督はハヴァーツとジェズスの負傷離脱を受け、昨シーズン途中から29歳のスペイン代表MFをセンターフォワード(CF)として起用。今シーズンは中盤での出場が続いていたが、今夏に加入しここまで公式戦通算6ゴールを挙げているギェケレシュの負傷によって本職CFがいなくなったことで、再びメリーノをコンバートした。

 そんなメリーノは年明け以降に行われた全公式戦を通じて11ゴールをマーク。また、最近ではスペイン代表でも得点を量産しており、クラブと代表を合わせると2025年に入ってから19ゴールを挙げている。ちなみにアーセナル加入前に約6年間を過ごしたレアル・ソシエダでは公式戦242試合で27ゴール、スペイン代表では2025年に入るまでに3ゴールを記録。CF起用の影響もあってか、得点力に磨きがかかっている。

 アルテタ監督はスラヴィア・プラハ戦後に欧州サッカー連盟(UEFA)を通じて「ヴィクトル(ギェケレシュ)の不在は大きな痛手だったが、ミケルがその穴を埋め、2ゴールを決めて素晴らしいパフォーマンスを見せてくれた」と手放しで称賛。メリーノ自身も2ゴールを振り返り「最高の気分だ。素晴らしいパスを2本も出してくれて、試合を通して支えてくれたチームメイトにも感謝している。本当に本当に嬉しいよ」と率直な感想を述べつつ、次のように言葉を続けている。

「ゴール自体は簡単に思えるかもしれないが、難しいのはゴール前の10秒間。ポジションを取り、マークを外し、そしてスペースを正しく使うことだ。2ゴールを決めてチームに貢献できたことをとても嬉しく思う。僕たちは非常に強いチームであり、素晴らしいパフォーマンスを見せている。しかし、これはまだ始まりに過ぎない。大きな勝利を収めるために今後もこの調子を維持していく必要がある」

【ハイライト動画】“CF”メリーノが2得点! アーセナルが敵地で3発完勝

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