リーグ&CLで出遅れたアトレティコ…シメオネ監督、浴びる批判に「我々を取り巻くあらゆるものの一部」

 アトレティコ・マドリードを率いるディエゴ・シメオネ監督が、チャンピオンズリーグ第4節ユニオン・サン・ジロワーズ戦に向けた前日会見に出席した。3日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 先月21日のアーセナル戦で、屈辱の敗戦を喫したアトレティコ・マドリード。CL第3節終了時点で1勝2敗の19位、と黒星が先行しているのに加えて、ラ・リーガにおいても、4位にこそつけるが開幕直後の出遅れが響いており、首位レアル・マドリードには8ポイントも水をあけられている。今シーズンの目標にタイトル獲得を掲げ、今夏も大型補強を敢行しただけに、序盤戦の結果には落胆の色を隠せない状況だ。

 そうしたなかで、ユニオン・サン・ジロワーズ戦に向けた前日会見に出席したディエゴ・シメオネ監督。ここまでは期待通りの結果を残せておらず、批判も浴びている同指揮官は「批判は常に付きものだよ。我々は勝つことでしか評価されない立場にいる。だからこそ、批判には多かれ少なかれ理由がある。それは常に存在するし、我々を取り巻くあらゆるものの一部だ」と告白。続けて「チームはいつも前だけを見据えているし、改善に努め続けている。このチームにはまだ大きな改善の余地があり、新しい選手たちが適応すれば、さらに良くなるだろう」と巻き返せるだけのポテンシャルはある、と口にした。

 また、この日のトレーニングでは、選手と一緒にロンド(鳥かご)に取り組んだシメオネ監督は、「それほど悪くないプレーだったと思う」とユーモアを交えつつ、「このクラブで過ごした、そしてこれからも過ごすであろう日々に対して、私は常に感謝と幸せを感じている。ピッチで結果を残すことで、その気持ちに応えたい。日々努力を続けていくよ」とチームの成長のために奔走すると語った。

 最後に、「最も重要なのは、とにかく勝つことだ」と改めて強調した“チョロ”は、「それを起こせば、すべてが必ずプラスに働く」としつつ、「我々は勝利を必要としている。アトレティに期待を抱いてもらうために、みんなの力を貸してほしい」と力強い後押しを頼んでいる。

 本拠地『メトロポリターノ』で白星を掴み、ノックアウトフェーズにストレートインとなる8位以内に浮上するための、弾みをつけることはできるのだろうか。

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