“右プッシュ”と“チーピン”が出なくなる! 吉田優利もやっている『グリップエンド』の動かし方とは?

ドライバーでつかまったドローを打とうとして、右プッシュとチーピンのOBを連発。もしかしたらヘッドだけでなく、グリップエンドまでインサイド・アウトに振っていませんか? 「グリップエンドの通り道が重要です」と話すティーチングプロの永井延宏に、ドライバーが安定する手元の動かし方を教えてもらった。

クラブヘッドがインサイド・アウトでも、グリップエンドまでインサイド・アウトに動いてしまうと、不安定な要素が出てきます。ドライバーは右プッシュとチーピンの行ったり来たりで、調子がいいと90くらいで回れるんだけど、ひどいときにはOBが3、4発出て、100を打つこともあるでしょう。
理想のインサイド・アウトはグリップエンドがアウトサイド・イン。まずそれを理解することがドライバーのOB克服のカギです。プロや上級者がよくいう「左に振る」はグリップエンドの話。右手を支点に左手でグリップをインに引くことによって、チーピンは出なくなります。

左に振ってドローを打つお手本は吉田優利選手。ヘッドは緩やかなインサイド・アウト軌道を描き、ヘッドとボールのくっついている時間が長いのでインパクト効率が高いのです。反対にヘッドもグリップエンドもアウトサイド・イン軌道で動くと、ヘッドとボールの方向がバラバラのスライスに。インパクト効率は悪くなります。
■解説:永井延宏
ながい・のぶひろ/1969年生まれ、埼玉県出身。95年からレッスンを開始し、ツアープロコーチも経験。ティーチングプロを教える先生でもある。YouTubeでさまざまな練習器具を使ったレッスン動画を配信している。

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