桑木志帆や神谷そら、初優勝を挙げたルーキー・荒木優奈など、女子プロの間で人気が高まっているフジクラの『SPEEDER NX GOLD』。今回は埼玉県の名門・久邇カントリークラブにて、実際に『SPEEDER NX GOLD』を試す機会をいただいたので、その感想をお伝えしたいと思います。
以前、『フジクラゴルフクラブ相談室 五反田店』で試打した際は、いつも通りのスイングをするだけで、HSが2m/sほど上がり、タイミングもとりやすかったですし、今回は愛用している『TSi3』で打てるので、どうなるのか……ととても楽しみでした。
まずお伝えしたいのは「いつもより楽につかまる」という点。特に何かを意識しているわけじゃなく、いつも通りのスイングをしていると緩やかなドローボールが打てるんです。私はトラックマンで計測するとクラブパスが0~2度で、フェースがやや開いて当たるタイプ。ひどいときはチーピンが止まらなくなるのですが、今回は1度も出ませんでした。おそらく「VTC(ヴァリアブル トルク コア)」によってシャフトの挙動が安定してくれたおかげなのかなと思います。
また、芯を喰ったときの手に伝わるフィーリングと音がいつもより飛んでいるかも……と思わせる感じがしたんです。感覚の話なので参考程度に書きますが、インパクトでボールをしっかり感じられて、フェースに乗ったな、芯を喰ったなというのがいつもより伝わってきました。自分の調子がいいのかも!と思わせてくれて、恐怖心なく振れました。
正直、元々球が高いタイプなので、球の上がりやすさに関してはあまり感じませんでした。ただ、同伴した編集部Kさんの弾道を見ると、明らかにいつもより高くなっているのが分かりました。シャフトのクセもほとんどないので、球を高くしたいと思う方は試してみる価値があると思います。
個人的にはフェードを打ちたいところもあるので、ロフトを少し立てたり、ライ角をフラットにしたりして調整したいなとも考えています。これだけシャフトの挙動が安定しているから、きっとコントロールできたフェードを打てるんじゃないかと楽しみです。
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