“魔境”のスペイン2部、第12節終了時点で5クラブが監督交代に及ぶ事態に…

 セグンダ(スペイン2部)において、第12節が終了した時点で、5クラブが監督交代に及ぶ事態が起きている。

 2025-26シーズンのセグンダ開幕から約3カ月が経ち、第12節までを消化。昨シーズンは昇格プレーオフで涙を呑んだ、ラシン・サンタンデールが首位を走っているほか、2位にアルメリア、3位にブルゴス、そして4位には、“古豪”デポルティーボがつけている。一方で、DF喜多壱也が所属するレアル・ソシエダBは、降格圏となる20位に沈んでいる。

 そんなセグンダにおいて、“とある珍事”が起きた。それは、開幕から約3カ月…第12節終了時点で、なんと5クラブが監督交代に及んでいるのだ。今シーズンの第1号はカステリョンで、第5節終了後にヨハン・プラット監督を解任。以降、第6節終了後にクルトゥラル・レオネサがラウール・ジョーナ監督を、第8節終了後にスポルティング・ヒホンがアシエル・ガリターノ監督を、第9節終了後にレアル・サラゴサがガビ監督を、そして、第12節終了後にミランデスがフラン・フスト監督を更迭した。

 なお結果論だが、カステリョン、クルトゥラル・レオネサ、スポルティング・ヒホンの3クラブは、新指揮官の下で成績が向上。スポルティング・ヒホンに至っては、15位から8位にまで順位を上げており、昇格プレーオフ争いに身を置いている。対照的に、レアル・サラゴサは最下位に低迷し続けている。

 例年、熾烈な争いが繰り広げられるセグンダ。2023-24シーズンにおいては、ラスト4試合の段階で、全22クラブが昇格、もしくは降格のどちらかに関与しているといった出来事もあったくらいだ(当時13位だったカルタヘナはどちらの可能性もあった)。まさに、“魔境”。今シーズンも、一瞬たりとも目が離せないスペイン2部リーグだが、どのような様相を呈していくのかに注目しよう。

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