“バスク・ダービー”も鼠径部の痛みをおして出場…ビルバオFWニコ、最大約3カ月の離脱となる手術実施の可能性

 アスレティック・ビルバオに所属するFWニコ・ウィリアムズは、鼠径部の痛みに悩まされており、手術を実施する可能性もあるようだ。2日、スペイン紙『マルカ』が報じている。

「ダービーで彼をスタメン起用するのは、少々無理があった。以前から痛みを抱えていたからだ」とエルネスト・バルベルデ監督が口にしたように、“ロス・レオネス”のエースは、依然としてコンディションが上がってこない。開幕節セビージャ戦で、1得点1アシストの活躍を見せたニコ・ウィリアムズは、幸先の良いスタートを切ったかのように思えたが、9月の代表ウィークにて左内転筋を痛めたのを境に戦線離脱。復帰を果たしてからは、今度は鼠径部の痛みに悩まされることになり、持ち味のドリブルも切れ味を失っていた。

 ここまでの公式戦でのプレータイムは計530分で、これは半分にも満たない時間となっているニコ。スペイン紙『マルカ』は、ウィリアムズ家の弟が「フットボーラーによくある痛みと共存している」としつつも、「痛みが激しく、彼のプレーに悪影響を及ぼしている」と指摘。アスレティック・ビルバオは、個別メニューでの調整をメインにするなど、痛みを緩和するための手段を講じているが、経過は芳しくないという。そこで、メディカルスタッフは、外部の専門家からの意見も取り入れており、そのなかには、手術を実施するという案も含まれているようだが、このシナリオが発動された場合は、約2~3カ月の離脱が必要となるとのことだ。

 また、1日のレアル・ソシエダとの“バスク・ダービー”では53分から途中出場したものの、5日に控えるチャンピオンズリーグ第4節ニューカッスル戦の出場や、今月のスペイン代表活動への参加も不透明の状況、と同紙は併せて伝えている。

 シーズンが始まって約3カ月だが、CBウナイ・エギルスとMFベニャト・プラードスが前十字じん帯断裂の大ケガを負ったほか、主将FWイニャキ・ウィリアムズも負傷離脱中のアスレティック・ビルバオ。その影響もあってか、チームとしても勢いに乗り切れない時期が続いているなかで、ニコのコンディションに注目が集まっている。

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