バルセロナが発揮した“リバウンドメンタリティ”…フリック監督「ここ数回の練習は最高だったよ。それが試合にも表れた」

 バルセロナを率いるハンジ・フリック監督が、2日のエルチェ戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 レアル・マドリードとの“エル・クラシコ”に敗れ、勝ち点差が『5』にまで広がったなかで迎えた今節、バルセロナはエルチェと対戦。試合は、9分にFWラミン・ヤマルが先制点を挙げると、好調を維持するMFフェルミン・ロペスの2つのお膳立てに対しては、FWフェラン・トーレスとFWマーカス・ラッシュフォードがゴールで応える。最終的に、3-1でタイムアップ。前節の敗戦を払拭した。

 試合後、エデル・サラビア監督の下でスペクタクルなフットボールを展開し、開幕直後のサプライズとなったエルチェを「本当に好きなチーム」と形容したハンジ・フリック監督は、「前節よりも、良いプレーができた。チームとしてプレスとポゼッション、インテンシティも良かった。今夜のパフォーマンスに満足している。先制点は、そのプレスがハマったところから生まれたわけだしね」としつつ、「最も重要なのは、我々が勝利したということだ。私が、本当に好きなチームを相手に勝ち点3を獲得できた。確かに、もっと多くのゴールを決めるチャンスはお互いにあったね。ただ、ここ2、3回のトレーニングは今シーズンで最高の出来だったよ。それが試合にも表れた。このことをとても嬉しく思う。我々は、ここ最近よりも1歩、2歩前進している。一歩一歩、それが最も重要なことだ」とクラシコで味わった悔しさが、成長の糧になっていると明かした。

 一方で、「気に入った点もあれば、そうでない点もあった」と口にした同指揮官は、「(そこは)もっと改善して、戦わなければならない。今回の対戦チームは、ボールを保持したがる相手だった。プレスをかけ、ゴールを重ねることができたけど、作った多くのチャンスをすべて活かすことはできなかった」と反省点も述べた。

 また、チームの“心臓”とも言えるMFペドリ(前節にレッドカードかつケガ)を欠いたなかでの試合だったが、フリック監督は「ペドリが並外れた選手であることは誰もが知っている。常に彼を起用したいところだけど、それを管理する必要もあるんだ」とこの先のシーズンにおいても欠場せざるを得ないタイミングがあるだろう、と前置きした上で、「選手たちはよくやってくれたが、まだ改善の余地があるのも確かだ。フレンキー(・デ・ヨング)は信じられないほどのレベルに達しており、どの試合でも素晴らしいパフォーマンスを見せている。彼を8番の位置に、そして(マルク・)カサドも… 彼も6番としてプレーしている」と代わりに役割を担った両選手について語っている。

 まさしく“リバウンドメンタリティ”を発揮して、公式戦3連戦の初戦を白星で飾ったバルセロナ。次戦は、5日に行われるチャンピオンズリーグのクラブ・ブルッヘ戦となる。

【ハイライト】バルセロナが敗戦払拭の3発

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