22歳のLIV選手がマスターズ&全英出場へ ここまでのナショナルOPで出場権を獲得した4人は?

先週のアジアンツアー「LINK香港オープン」で、LIVゴルフで戦う22歳のトム・マキビン(北アイルランド)が2位に7打差をつける圧勝を見せた。この勝利で来年の海外メジャー「マスターズ」と「全英オープン」の出場権を獲得した。
最終日を単独首位で向かえたマキビンは前半で3つスコアを伸ばすと、後半は勢いに乗り10番から7ホールで5つのバーディを奪い「63」をマークしてトータル27アンダー。2位で同じLIVゴルフで戦うピーター・ユーライン(米国)に付け入る隙をみせなかった。

マキビンは2020年に北アイルランドのベルファスト・ロイヤルアカデミーを卒業。その後、米国に渡りフロリダ大学へ進学する予定だったが、コロナ禍の影響で進学せずにプロ転向した。フロリダのマイナーリーグなどを転戦後、23年にDPワールド(欧州)ツアーの「ポルシェ・ヨーロピアンオープン」で初優勝を飾った。

25年1月には、LIVゴルフに参戦。ジョン・ラーム(スペイン)、タイレル・ハットン(イングランド)らと『リージョンXIII(13)』のメンバーとして戦っている。マキビンは新資格でマスターズ出場を得た初のLIVゴルフ勢となった。マキビンにとっても初のオーガスタとなり、ここまでの4大会は全員が「初出場」を決めている。

今年8月、オーガスタ・ナショナルGCとR&Aが共同で発表した来年のマスターズ、全英の出場資格に、6つのナショナルオープンの勝者が追加された。

ここまで行われたのは6つのうち4大会。米欧共催の7月「ジェネシス・スコットランドオープン選手権」をクリストファー・ゴッタラップ(米国)が制し、この資格で翌週に行わた全英に出場。来年はマスターズにも初出場する。

9月、欧州ツアー「スペインオープン」では27歳のマルコ・ペンジ(イングランド)が勝利した。全英は今年も含めて3度の出場経験があるが、マスターズには初出場となる。「信じられない。オーガスタはずっとプレーしたいと願ってきた。なぜなら僕のゲームにとても合っていると感じているから」と興奮した。

10月の日本ツアー「日本オープン」を制した片岡尚之も、両大会の出場権を獲得。「世界ランキング500位がマスターズへ」と世界から注目をあびた。

オーガスタ・ナショナルGCのフレッド・リドリー会長が話した、「歴史あるナショナルオープン選手権で頂点に立ったトップ選手を称え、世界で戦うことを支援する」という願いは叶っている。

残すナショナルオープンは「オーストラリアオープン選手権」(11月28〜12月1日)と「南アフリカオープン選手権」(2026年2月26〜3月1日)の2大会となった。

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