スウェーデンで歴史的快挙! 人口1500人に満たない町クラブがスウェーデン1部リーグを制覇

 ミャルビーは20日、アルスヴェンスカン(スウェーデン1部)での優勝が決定。人口約1500人の小さな町を本拠地とするクラブが、歴史的快挙を成し遂げた。

 ミャルビーは、26試合を消化したリーグ戦で勝ち点「66」を積み上げると、2位ハンマルビーに勝ち点差「11」をつけ、首位を独走。そして20日に行われたIFKヨーテボリ戦で、前半に挙げた2ゴールを守り切り、2-0で勝利。残り3試合を残してリーグ制覇を決めた。

 この結果、3試合を残してリーグ制覇が決定。スウェーデン南部の都市へレヴィクに本拠地を置き、7年前には3部リーグを戦っていた人口約1500人の町クラブが頂点へと駆け上がった。

 イギリス『ガーディアン』は、ハンマルビー戦で先制点を挙げたFWヤコブ・ベルイストロームの「人生でこんなことが起こるなんて思ってもなかった。このチームは信じられないほど遠くまで到達できる力があることを証明した。ミャルビーのためにすべてを捧げる選手がたくさんいるんだ」という優勝決定に際してのコメントを紹介している。

 またイギリス『BBC』は、ミャルビー躍進の要因にアシスタントコーチを務めるカール・マリウス・アクスム氏の名前を挙げている。FWエリオット・ストラウドは「ミャルビーといえば、ロングボールやロングスローを思い浮かべる人が多いだろう。守備は強かったが昨シーズンに新しいアシスタントコーチを迎えてから素晴らしい攻撃のアイデアが増えたんだ」と、アクスム氏の手腕を称賛している。

 現在、スウェーデンサッカー協会のUEFAランキングは19位。このまま進むと、ミャルビーはスウェーデン王者として2026-27シーズンのUEFAチャンピオンズリーグの予選2回戦から登場することになる。

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