セルティック、ポステコグルー氏の復帰は実現せず? マッケナ監督&ベラミー監督の“引き抜き”も困難か

 セルティックの新指揮官は一体誰になるのか。30日、『スカイ』や『BBC』などのイギリスメディアが伝えている。

 スコティッシュ・プレミアシップで過去55度の優勝を誇り、稲村隼翔、旗手怜央、前田大然、山田新と現在4名の日本人選手が所属しているセルティック。5連覇を目指して開幕を迎えた今シーズンだったが、26日に行われた直接対決に敗れたことにより、首位ハーツとの勝ち点差は「8」まで拡大してしまった。同クラブは2位につけているものの、敗戦翌日にブレンダン・ロジャーズ監督の退任を発表。その後、マーティン・オニール暫定監督のもとで臨んだフォルカーク戦では4-0の快勝を収め、リーグ戦3試合ぶりの白星を飾った。

 そうしたなか、2021年夏から約2年間チームを率いたアンジェ・ポステコグルー氏が再び監督へと就任する可能性が浮上。同氏は今月18日にノッティンガム・フォレストの指揮官から解任されたばかりだが、過去の実績によりサポーターからの人気は比較的高く、クラブ再建に向けた有力候補として名前が挙がっている。

 しかし、『スカイ』はセルティック側の関心を認めつつ、「その動きは現時点ではほぼ進展しない見込み」とポステコグルー氏の復帰を否定。併せてチャンピオンシップ(イングランド2部リーグ)のイプスウィッチを率いるキーラン・マッケナ監督にも関心を寄せていると主張した。

 一方、『BBC』はマッケナ監督のコメントを掲載。北アイルランド人指揮官は「そのような話は一切していない。私は特別なクラブで特別な仕事をしている。そして、シーズンの本当に重要な段階にいる。そのこと以外は私の頭の中には全く存在しない」とセルティック行きの噂を打ち消している。

 また、同じく後任候補として名前が挙がっているウェールズ代表のクレイグ・ベラミー監督についても、現行契約がEURO2028終了後まで残されている点を指摘。さらに、ウェールズ代表にワールドカップ欧州予選・プレーオフ進出の可能性が残されていることから、「直ちにセルティックの監督に就任することは事実上不可能」と報じた。

 果たして新たにセルティックの指揮を執るのは誰になるのだろうか。

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