神戸が3連覇へ痛恨ドロー 大迫勇也の2発でリードも…降格決定の新潟に追いつかれる

 2025明治安田J1リーグ第35節が26日に行われ、アルビレックス新潟とヴィッセル神戸が対戦した。

 25日に残留圏の横浜F・マリノスが勝利したことで、最下位に沈む新潟は試合前に降格が決定。それでも、未来に繋げる4カ月ぶりの白星を掴みたいところだ。一方で3連覇を目指す神戸は、首位鹿島アントラーズの足踏みにより、勝てば勝ち点差を「3」に縮められるチャンスが訪れた。

 先に決定機を迎えたのは神戸だった。10分、ペナルティエリア右のスペースに入り込んだ大迫勇也がクロスを供給。井出遥也が合わせたが、シュートは惜しくもクロスバーを叩いた。

 神戸は前半終了間際に待望の先制点を奪う。ファーに流れた右コーナーキックを宮代大聖が折り返し、最後はゴール前の大迫が押し込んだ。

 1点リードで折り返した神戸は、後半の立ち上がりに宮代がペナルティエリア内でのファウルを誘ってPK獲得。大迫は相手GKの逆を突いてしっかりと決めて、神戸がリードを広げる。

 74分、新潟が1点を返す。左から橋本健人がグラウンダークロスを送り、中央で収めたマテウス・モラエスは右でフリーの島村拓弥に託す。島村は左足を振り抜いてゴールに叩き込み、新潟加入後初得点を記録した。

 神戸が新潟を突き放す1点を奪えないでいると90分に新潟が試合を振り出しに戻す。長谷川元希が中央から右足アウトサイドにかけて絶妙のスルーパスを供給。抜け出した若月大和がねじ込み、若月も移籍後初得点をマークした。

 試合はこのまま終了し、勝ち点「1」ずつを分け合った。新潟は16試合未勝利となったが、意地を見せてポジティブな形での勝ち点「1」獲得となった。一方、神戸は3試合未勝利で鹿島との勝ち点差は「5」のままとなった。次節、新潟は11月8日に敵地で湘南ベルマーレと、神戸は同9日に敵地でガンバ大阪と対戦する。

【スコア】
アルビレックス新潟 2-2 ヴィッセル神戸

【得点者】
0-1 45+3分 大迫勇也(神戸)
0-2 52分 大迫勇也(神戸)
1-2 74分 島村拓弥(新潟)
2-2 90分 若月大和(新潟)

【ゴール動画】新潟vs神戸

externallink関連リンク

●熾烈な優勝争いで鹿島が貴重な勝ち点「1」…横浜FMが残留へ前進、新潟は降格決定/J1第35節●2戦連発の植中朝日、“ブラジル人トリオ”移籍が変貌の契機に「自覚が足りなくて勝てなかった状況から今はすごく変わった」●新潟のJ2降格決定 中野幸夫社長が声明「トップチーム強化、組織運営の至らなさが…」●名古屋FWマテウスが左前十字じん帯を損傷…治療のためブラジルに帰国●C・ロナウドがキャリア通算950ゴールを達成! 今季リーグ戦6試合で6発
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)