目の色を変えてくる“宿敵”を返り討ちにできるか!? CBクバルシがクラシコへ「僕たちの哲学を貫く」

 バルセロナに所属するセンターバック(CB)パウ・クバルシが、今週末に控える“エル・クラシコ”に向けた意気込みを語った。23日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 ブラウグラナよ、今回の“宿敵”は、いつにもまして目の色を変えているぞ。2024-25シーズンの“エル・クラシコ”は、明暗がくっきり分かれた。ラ・リーガでの2度の対戦に加えて、コパ・デル・レイとスーペルコパ・デ・エスパーニャの2つの決勝戦と計4度実現した同カードにおける戦績は、バルセロナの4戦全勝。レアル・マドリードを完膚なきまでに叩きのめしたことは、国内3冠達成をより際立たせるものとなっている。

 そして、今シーズン最初の“エル・クラシコ”を26日に控えるなか、バルセロナの最終ラインに君臨するパウ・クバルシがメディア対応を実施。勝負を制するカギについて、この18歳は「僕たちの哲学を貫くことだ。去年はそれが功を奏した」と強調。続けて「今、チームは進化しようとしている。さらに上を目指すために、4つほど改善しなければならない」とさらなる成長の途中と口にした。

 また、マッチアップが予想されるFWキリアン・エンバペについて問われた、クバルシは「エンバペは誰もが知っている選手だけど、ワールドクラスの選手を擁するレアル・マドリードでは、彼だけでなく全員に注意を払わないといけない」としつつ、「いくつかのポイントを抑えておけば、うまくいくはず。彼をできる限り最善の方法で止めるためには、自分たちのプレーに集中する必要がある」と意気込みを語った。

 “永遠の宿敵”に4戦全勝かつ国内タイトル総なめ、という至高の喜びとなった昨シーズン。振り返ったクバルシは、「良い結果を残し、4勝することができた。どれも重要な勝利だよ。クレとして、このクラブのシャツに袖を通す者として、どれも素晴らしい勝利だった。強いて言うなら、スーペルコパの勝利がとくに印象深いね」と告白。そして、「良い試合をして3ポイントを獲得することだけに集中している。首位に立ちたい。それがアドバンテージになるから。クレのみんなは“マニータ”を望んでいるけど、僕たちは落ち着いているんだ。多くのゴールを決め、無失点で抑えたい」と述べている。

 レアル・マドリードにとっては、昨シーズンに味わった過去最大級の屈辱を晴らすための、絶好の機会となる今回の“エル・クラシコ”だが、バルセロナは返り討ちにできるのだろうか。

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