今や絶対的エース? アルバレス、加入後アトレティコがラ・リーガで挙げた総得点の3分の1に直接関与

 アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスが、今季もアトレティコ・マドリードの攻撃陣をけん引している。

 ラ・リーガ第10節が27日に行われ、アトレティコ・マドリードは敵地でベティスと対戦。試合は序盤の3分、ゴール前のセカンドボールに反応したアルゼンチン代表MFジュリアーノ・シメオネが左足でボレーシュートを叩き込み、アトレティコ・マドリードが先手を取る。前半アディショナルタイムには、カウンターの流れからアルバレスが右サイドを前進し、ファーサイドへ流れたボールを、スペイン代表MFアレックス・バエナが右足で沈め、リードを広げた。試合はこのまま2-0でタイムアップ。アトレティコ・マドリードがラ・リーガでは今季2度目の連勝を飾った。

 同試合も1アシストを記録したアルバレスは、今季のラ・リーガで2つ目のアシストを記録。同試合でゴールを決めることはなかったが、既に6ゴールを挙げており、得点ランキングではレアル・マドリード所属のフランス代表FWキリアン・エンバペに次ぐ2位に位置している。

 昨年夏にマンチェスター・シティから完全移籍加入してから、アルバレスはディエゴ・シメオネ監督が率いるチームにおいて欠かせない存在に君臨しているが、データの面でも、ラ・リーガ屈指の数字を残していることが証明されている。

 データサイト『Opta』によると、昨季の開幕以降、アルバレスはアトレティコ・マドリードがラ・リーガで挙げた全86ゴールのうち、実に29ゴール、およそ3分の1に直接関与しているという。内訳は、23ゴール6アシスト。この数字を上回るのは、エンバペ、バルセロナ所属のポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ&ブラジル代表FWハフィーニャのみ。ラ・リーガでは4位の数字を残しており、無論、アトレティコ・マドリード内ではトップの数字だ。

 今季も9月27日に行われた第7節レアル・マドリード戦(○5-2)で2ゴールを挙げ、マドリード・ダービーを勝利へ導くパフォーマンスを見せるなど、度々インパクトを残すアルバレス。アトレティコ・マドリードが”2強”を切り崩す上で、このストライカーの爆発は欠かせないだろう。

【ハイライト動画】アトレティコが敵地でベティス撃破

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