途中出場の南野拓実が存在感示すも…モナコ、トッテナム守護神の“牙城”崩せずスコアレスドロー

 チャンピオンズリーグ(CL)・リーグフェーズ第3節が22日に行われ、モナコ(フランス)とトッテナム・ホットスパー(イングランド)が対戦した。

 ここまで2試合を消化したリーグフェーズで1分1敗を記録し、勝ち点「1」の未勝利が続くモナコ。直近は公式戦4試合で白星を挙げられておらず、調子を落とした状態で第3節を迎えることになった。対するは、1勝1分と無敗を維持するトッテナム・ホットスパー。なお、モナコに所属する日本代表MF南野拓実はベンチスタートとなった。

 試合は立ち上がりからモナコが主導権を握り、28分にビッグチャンスを作り出す。カイオ・エンリケがワンタッチで前線にラフなボールを送り、胸トラップで収めたフォラリン・バログンがバックパスを選択。マグネス・アクリウシェがチップキックで巧みなリターンを出すと、ワンツーの形で抜け出したバログンが左足を振り抜く。だが、シュートは鋭い飛び出しを見せたGKグリエルモ・ヴィカーリオに防がれた。

 さらに36分、自陣でポゼッションを行うトッテナム・ホットスパーにモナコが組織的なプレスを敢行。アクリウシェのボール奪取からショートカウンターに転じると、テンポ良く繋ぎながらママドゥ・クリバリがバログンにラストパスを送る。ペナルティエリア内に侵入してゴールを狙ったが、狙いすましたダイレクトシュートはGKヴィカーリオがビッグセーブ。モナコは決定機を逃してしまう。

 後半もモナコの攻撃陣がトッテナム・ホットスパーを脅かすが、GKヴィカーリオの牙城を崩せず時間が経過。すると、70分にホームチームが2枚替えを行い、南野がピッチへと投入される。74分には南野のパスからカイオ・エンリケが左ポケットに入り込み、マイナスの折り返しをジョーダン・テゼがヘディング。しかし、またもGKヴィカーリオがビッグセーブを見せ、チームをピンチから救った。

 以降は南野にも立て続けにチャンスが訪れる。79分にゴール前へと飛び込みながらシュートを合わせるが、惜しくもボールは枠の上へ。81分にはテゼの折り返しから、その1分後にはバログンの折り返しからシュートを放つが、いずれも枠を捉えることができずにチャンスを仕留めきれない。

 結局、そのまま試合は0-0で終了し、互いに1ポイントずつを分け合った。次節は来月4日に行われ、モナコはアウェイでボデ/グリムト(ノルウェー)と対戦。トッテナム・ホットスパーはホームでコペンハーゲン(デンマーク)と対戦する。

【スコア】
モナコ 0-0 トッテナム・ホットスパー

【得点者】
なし

【動画】途中出場の南野に訪れた決定機!

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