9月以降トップ10入り3度 プロ8年目の25歳が初シードへ秋に“急上昇”【国内女子シード動向】

3月に開幕した国内女子ツアーも、早いもので終盤戦に入っている。出場選手が限定される日米共催の「TOTO ジャパンクラシック」、今季優勝者らによる最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を含め、残りは5試合だ。女王争いもし烈を極めるが、来季の出場権がかかるシード争いも、ここから正念場を迎える。その動向をチェックしよう。

来季のフル出場権獲得を意味するシード権は、11月20~23日に行われる「大王製紙エリエールレディス」後のメルセデス・ランキング(MR)50位までの選手に与えられる。なお51~55位の選手は、来年の第1回リランキングまでの出場枠が確保(前半戦出場権)。ただ、これはあくまで“限定的”なもので、序盤で調子が上がらないと夏場以降の出場が危うくなる。選手たちにとっては、“一流プレーヤーの証”でもある、シード権確保がやはり最優先課題だ。

先週の「マスターズGCレディース」でも、ボーダー付近の“攻防”が展開された。ギリギリの50位に位置していた大里桃子も、そのひとり。この4日間大会で11位に入り、57ptを上積みした。これにより今季通算を464.01ptとし、MR47位に浮上。昨シーズンの50位ラインになった444.23pt(内田ことこ)も超え、まずは一安心といったところか。

7位で大会を終えた吉本ここねも68.25ptを加算し、69位から57位までランキングを上げた。9月の「住友生命Vitalityレディス 東海クラシック」からの5試合でトップ10に3度入る“秋女”ぶりを発揮しており、その勢いのままプロ8年目の25歳が初シード獲得を目指していく。

今季は「フジサンケイレディスクラシック」が中止となり全36試合ではあるが、昨季同様の『450pt付近』が、シード入りのひとつの目安になりそうだ。現在の50位は、ささきしょうこの429.67pt。シードを争っている選手たちは、TOTO、リコーカップの出場権を持っていないため、決着までのリミットは3試合と少ない。56位の脇元華や78位の川﨑春花ら、シード喪失危機に立たされている選手たちも、まさに“正念場”を迎えている。

なお、今季優勝者はすでに来年末までの出場権が付与されている。また、現在MR87位の稲見萌寧は、21年に開催された東京五輪銀メダルで獲得した5年間の複数年シードを今年行使したため、29年までの出場権が確保されている。

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