日本はダブルス健闘も決勝進出ならず「チャンスにつけられなかった」 表彰台かけて世界選抜に“リベンジ”へ

<ハンファ・ライフプラス・インターナショナルクラウン 最終日◇26日◇ニューコリアCC(韓国)◇6525ヤード・パー72>

米国チームを相手に準決勝を戦った日本は、先に2敗を喫して決勝進出を逃した。
シングルス2マッチ、フォアサム(1つのボールを交互に打つ)のダブルス1マッチの計3マッチで対決。シングルス1の竹田麗央はエンジェル・インを相手に2&1、シングルス2の山下美夢有はヤーリミ・ノーに4&2で敗れた。

竹田はチャンスを決め切れない場面もあったが、序盤は1UPでリード。ただ、6番パー3で戻されると、7番、竹田がティショットを右に曲げた8番と3連続で取られ、一気に3DOWN。そのまま追いつくことができず、1ホールを残して決着がついた。

山下は4番で先制したが、直後の5番ですぐさま奪い返された。1DOWNで迎えた13番からはノーのショットが冴え渡り、次々と山下の内側につけ続ける猛攻。4&2で敗退した。

山下は「相手の調子が良くて、自分はチャンスにつけられなかった。私が先にバーディパットを打つことが多かったけど、そこで決め切れなかった。(負けた理由は)そこかなと思います」と振り返った。

一方、ペアを組んだ古江彩佳と西郷真央は息の合ったプレーを見せた。フォアボール(それぞれがプレーしていい方のスコアを採用する)で行われたプールステージ(予選)では、初日、2日目とペアを組んだが2敗。ポイントを獲得できていなかったが、準決勝では優位に試合を運んだ。

古江が奇数、西郷が偶数ホールのティショットを担当。3番で西郷がショットで“OKバーディ”につけて1UPにすると、ミスが目立つ米国チームを尻目に手堅く攻め、前半を2UPで折り返し。16番を終えて1UPとしていたが、すでに竹田、山下の負けが決定したことから、ここでプレーは打ち切られた。

雨がパラつく中、全員がクラブハウスに引き上げると、すぐさま3位決定戦に向けてミーティング。マッチの選手を入れ替え、シングルス2戦は古江彩佳と竹田麗央、ダブルスは山下美夢有&西郷真央が担うことになった。

「気温も下がっている。しっかり準備して、どの状況になってもしっかり対応できるように頑張りたい」(山下)。3位決定戦の相手は、プールステージで1敗1分けと苦しめられた世界選抜。一日2ラウンドという長丁場だが、表彰台をかけて、最後まで日の丸を背負って戦う。(文・笠井あかり)

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