市街地の真っ只中に「クマ」出現！ 縦横無尽に駆け回る姿を捉えた映像を国交省が公開

国土交通省・岩手河川国道事務所は、盛岡市内の国道4号付近にクマが出現したとして、その映像を公式Xで公開しました。

盛岡市の河川敷を縦横無尽に駆け巡る

　国土交通省・岩手河川国道事務所は2025年10月23日、盛岡市内の国道4号付近にクマが出現したとして、その映像を公式Xで公開しました。

　公開された映像は、盛岡市内を流れる中津川の河川敷で走り回るクマを捉えたものです。岩手河川国道事務所によると、クマは2025年10月23日に盛岡市役所裏の河川敷に現れ、そこから上流に向かって移動したとしています。その後、盛岡市が警察や猟友会と共同で捜索や見回りを継続したものの、発見には至らなかったと発表しています（10月23日時点）。

　盛岡市によると、今年4月1日から10月15日までに、岩手県内では29件30人のクマによる人身被害が発生しているとのこと。今年度はツキノワグマが大量に出没しているとして、注意を呼びかけています。

　また、人の生活圏にある栗や柿にクマが多く誘引され、特に親子グマが集まりやすい傾向があると指摘。入山時や、山間地に近い農地での作業中には鈴やラジオを携帯し、廃棄野菜などの管理などを適切に行うことを呼びかけています。

【映像】盛岡市の市街地をクマが駆け巡る様子