バイエルンが驚異の“開幕8連勝”! 敗れたボルシアMGは未勝利続く…町野修斗は63分からプレー

 ブンデスリーガ第8節が25日に行われ、ボルシアMGとバイエルンが対戦した。

 ここまで7試合を消化したリーグ戦で全勝を記録し、勝ち点「21」の首位に立つバイエルン。ブンデスリーガ連覇を目指す“ドイツの盟主”は、今季の全公式戦で白星を挙げており、圧倒的な強さを見せつけながら順調なスタートを切った。対するは、リーグ戦で未勝利が続くボルシアMG。最下位からの脱出を狙い、ホームにバイエルンを迎え撃つ。なお、同クラブに所属する町野修斗はベンチから出番をうかがう。

 試合は開始わずか1分足らずでバイエルンが決定機を作り出す。ハーフウェイライン左からルイス・ディアスが縦に繋ぎ、自身は勢いよく前線にスプリント。ボールはハリー・ケインを経由してニコラス・ジャクソンにわたり、右脇を駆け上がるL・ディアスにパスを出す。細かいタッチでマーカーを外すと、左足に持ち替えて丁寧にシュート。ゴール至近距離から狙ったが、わずかに枠を捉えきれなかった。

 すると、15分に大きなターニングポイントが訪れる。左サイドでボールを受けたL・ディアスのトラップが乱れ、ボルシアMGのイェンス・カストロプが強烈なスライディングタックルをお見舞い。足の裏がL・ディアスのすねに接触し、主審はイエローカードを提示する。しかし、VARの介入により、オンフィールドレビューを実施。判定はレッドカードに変更され、ボルシアMGは10人で戦いを余儀なくされた。

 その後、ボルシアMGは63分に町野を投入。そんななか、その1分後にバイエルンが均衡を破る。ボックス左角からセルジュ・ニャブリが縦にスルーパスを出し、背後から追い越してきたコンラート・ライマーがダイレクトで折り返す。ボールは味方に合わなかったものの、ペナルティエリア内でこぼれ球を回収したニャブリがゴール正面のジョシュア・キミッヒに横パス。最初のシュートは一度マーカーにブロックされたが、2度目のシュートを確実に決めて先制弾を挙げた。

 攻勢を強めるバイエルンは、69分に左サイドを鮮やかなポゼッションで攻略。最後はボックス内でボールを引き出したラファエル・ゲレイロがGKとの1対1を制し、大きな追加点をマークする。75分にはボルシアMGがPKを獲得したものの、ケヴィン・シュテーガーのキックはポストに直撃。81分にはレナート・カールが3点目を記録し、バイエルンの勝利を決定づける。

 結局、そのまま試合は3-0で終了。バイエルンが完勝を収めた。今後両クラブは28日に行われるDFBポカール2回戦へと臨み、ボルシアMGはホームでカールスルーエと対戦。バイエルンはアウェイでケルンと対戦する。

【スコア】
ボルシアMG 0-3 バイエルン

【得点者】
0-1 64分 ジョシュア・キミッヒ(バイエルン)
0-2 69分 ラファエル・ゲレイロ(バイエルン)
0-3 81分 レナート・カール(バイエルン)

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