「NOBUTA GROUP マスターズGC レディース」2日目を終えて、2位をキープしている中村心。ドライバーには“顔”へのこだわりがあるという。その真意を聞いた。
ドローヒッターの中村が使用しているドライバーは『スリクソンZXi』(9度)。女子ツアーでも多くのプロが使用する人気モデルだ。お気に入りのポイントは“構えたときの顔”だという。
「構えやすさが一番ですね。4種類ほど試した中で、これが一番ヘッドが大きくて、構えた時にフェースの向きがピタッと決まるんです。座りがいいですね。構えたときに“コロン”と倒れたり、フェースが右上を向いたりするのがイヤなんですが、これは逃げない顔なんです。つかまりも良くて、ドローが打ちやすいです」
ヘッドの“座り”を気にする女子プロは少なくない。桑木志帆もこう話していた。「海外ブランドのモデルだと座りが悪くて、ちょっと難しそうに見えるんです。座りが悪いとフェースが開いたり閉じたりして、真っすぐ構えにくい。安心感が持てないんですよね」。
シャフトは、女子プロの間で人気の『スピーダーNXゴールド 50S』を採用。ドローヒッターなら、よりつかまりが良いとされる『スピーダーNXグリーン』を使いそうだが……。
「つかまりはヘッド側で調整してもらっていて、ウェイトも替えています。シャフトは『スピーダーNXゴールド 50S』のほうが、つかまり過ぎずに強い球が打てるんです」
平均飛距離はツアー全体14位の249.28ヤードを誇る飛ばし屋でもある中村。安定したドローボールは、信頼するヘッドとシャフトの組み合わせから生み出されているようだ。
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中村のギアを調査。関連記事『日本女子OP5位発進の中村心 アイアンシャフトは“軽・軟”、ウェッジシャフトは“超重”――その理由とは?』を読めば、その秘密がわかる。
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