日本勢7人全員が決勝進出 中野麟太朗が首位に浮上「真剣に楽しく」

<アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権 2日目◇24日◇エミレーツGC(アラブ首長国連邦)◇7289ヤード・パー72>

アジアパシフィックアマチュアゴルフ選手権の第2ラウンドが終了。日本勢7人が出場し、全員が決勝進出を果たした。
首位と1打差の4位から出た中野麟太朗(早大)は「66」をマークし、トータル11アンダーで首位タイに浮上。ラウンド後のインタビューでは「あと2日間良い位置で迎えられることもすごくうれしいですし、自分にとって最後になるアジアアマを真剣に楽しく、一打一打打てればなと思います」と語った。

同じく首位と1打差から出た長﨑大星(勇志国際高)も連日の「67」で回り、トータル10アンダー・4位と上位をキープしている。

長﨑は「耐える日になるんじゃないかと思った」と振り返る。10番からスタートし、15番まではパーを重ねた。動きがあったのは16番。135ヤードのセカンドを4メートルにつけてバーディが先行し、「悪い流れを断ち切ってくれた」と安堵。その後は勢いに乗り、4つのバーディを奪った。

「耐える日」と思っていた一日から一転、終わってみればノーボギーのラウンド。「いい感じに上がることができた」と自己評価も高い。

さらに、片野貫一朗(エリム・クリスチャン・カレッジ)が日本勢3番手となるトータル4アンダー・10位に浮上した。

「初日はだいぶティショットが荒れてて、それに伴ってグリーンを外すことが多かったんですけど、今日は完璧とはいかないですけど、ティショットが昨日より多くフェアウェイキープができたので、そこがセカンドショットにもパッティングにもつながったと思います。まずは予選通過できたことがうれしくて、もっと伸ばせるように頑張りたい」と手応えを語った。

そのほか、小林翔音(日大)、小林匠(大阪学院大)はトータルイーブンパーの23位。隅内雅人(日大)はトータル3オーバー・42位タイ、松山茉生(福井工大福井高)はトータル5オーバー・54位タイで決勝へ進んだ。

昨年6月の「日本アマ」を大会最年少で制し、レギュラーツアーにも幾度となく参戦している松山だが、ここまで調子が上がり切らない。この2日間は「パターがひどすぎて、短い距離を何回も外している」とグリーン上で苦戦している。

さらに、灼熱のコンディションが続く中で体調も万全ではない。それでも「スコアがよかったら体調も気にならない」と言い訳せず、決勝ラウンドでの巻き返しを誓った。

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