これが最新型の「ゴツい偵察車」! 6輪駆動に“着せ替え装甲” ドイツ軍が導入へ

ジェネラル・ダイナミクス・ヨーロピアン・ランド・システムズ(GDELS)は、2025年10月20日に、ドイツ連邦軍用の新型偵察車両を供給する契約を受注したと発表しました。

ピラーニャ6×6装輪装甲車がベース

 ジェネラル・ダイナミクス・ヨーロピアン・ランド・システムズ(GDELS)は、2025年10月20日に、ドイツ連邦軍装備・情報技術・運用支援庁(BAAINBw)から新型偵察車両を供給する約30億ユーロ(約5250億円)の契約を受注したと発表しました。

 新車両「LUCHS 2(ルクス2)」は、ピラーニャ6×6装輪装甲車をベースに渡河能力を備え、現行のFENNEK(フェネック)4×4偵察車を更新します。

 LUCHS 2は、最新のネットワーク化された偵察センサー、高い機動力、低い音響・熱シグネチャー(被探知性の低さ)を特徴としており、現代戦の要求に対応しています。契約には訓練用装備、シミュレーター、後方支援(ロジスティクス)も含まれており、連邦軍への円滑な導入を目指しています。

 フェネックが4輪駆動であるのに対し、LUCHS 2は6輪駆動となることで悪路走行性が向上し、偵察エリアへの到達や迅速な撤収が期待されます。任務や環境に応じて着脱可能なモジュラー装甲を採用することで、装甲レベルの調整も可能です。

 搭載火器は遠隔操縦式の遠隔武器ステーション(RWS)になると予想されており、乗員が車内から監視・射撃を行える設計が想定されています。

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