<ハンファ・ライフプラス・インターナショナルクラウン 事前情報◇22日◇ニューコリアCC(韓国)◇6525ヤード・パー72>
7カ国+世界選抜の8チームで争う国別対抗戦が、いよいよ始まる。5大会連続出場の日本チームは、山下美夢有、西郷真央、竹田麗央、古江彩佳の“最強ジャパン”を結成。初戴冠に向けて、士気を高めている。
開幕前日はチームごとに練習ラウンドの時間が割り振られ、午前中は古江と竹田が、午後は古江、西郷、山下の3人が一緒にプレーした。会話をしながらも、それぞれのルーティンでコースをチェック。アップダウンのあるコースで、気温が上がらないこともあり、距離感を合わせることが大事になってくる。
3日間のプールステージ(予選)は2人一組で、ペアそれぞれがボールを打ち、いい方のスコアを採用するフォアボール方式で対決。初日は今年から新たに創設されたワールドチーム(世界選抜)と激突する。
初日のペアは山下&竹田、古江&西郷になった。満場一致で決まった“キャプテン彩佳”を中心に、ペア分けについて話し合った。持ち球、飛距離、スタイルなどを踏まえ、キャディからアドバイスをもらいながら決定した組み合わせ。古江は「1組目は飛ばす麗央ちゃんと安定の美夢有。ミックスで攻めてもらおうと。私たち(古江と西郷)はプレースタイルが似ているから」と意図を説明した。
古江は唯一、2年前に行われた前回大会の経験者。ほか3人は初出場となる。古江は「みんな気を使って、自分のプレーができなくなっちゃう。みんなが楽しみながら頑張れたら」と極意を伝授。すると「このメンバーで一緒に戦えるのはこの機会しかない。チームの雰囲気もいいのであしたから楽しみ」(山下)、「楽しみながら最終日に行けるように」(西郷)、「このメンバーに選ばれたことがうれしい。貢献できるように」(竹田)と“後輩たち”も意気込む。
桜をイメージした色合いのチームウェアに、おそろいのキャディバッグ。着心地も「違和感はない」と良好で、キャディによるとバッグはかなり軽量化されて運びやすいのだとか。「新鮮」な雰囲気の中、フィールド2番手の日本は注目度バツグン。今夜、チームミーティングを開き、さらに作戦を練っていく。(文・笠井あかり)
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