名古屋から「JR東海屈指の閑散路線」へ直通! 史上初の快挙!? 12月に特別運行

JR東海は2025年10月20日、「名松線開業90周年キャンペーン」について詳細を発表しました。

路線名の「名」は「名張の名」!

 JR東海は2025年10月20日、「名松線開業90周年キャンペーン」について詳細を発表しました。

 三重県の松阪駅から延びる名松線は、JR東海でも屈指の閑散路線として知られます。もともと「名張」を目指していましたが、延伸はかなわず、津市の山間部に位置する伊勢奥津(おきつ)駅を終点とする“盲腸線”として現在に至ります。その間、何度も災害に見舞われており、存廃の危機に立ってきました。2009年の台風では大きな被害を受け、6年半ものあいだ部分運休が続きました。

 今年12月5日に開業90年を迎えることから、11月から記念ロゴをあしらったヘッドマークを列車に掲出するほか、路線ゆかりの鉄道用品などのオークション販売、また松阪の駅弁を手掛ける「駅弁のあら竹」のコラボ商品として、「名松線開業90周年記念かけ紙」で包装した元祖特撰牛肉弁当の販売などが行われます。

 そして12月7日には、名古屋~伊勢奥津間でクラブツーリズム主催の「名松線開業90周年記念列車」を運行。快速「みえ」に使われるキハ75形2両にて、名松線で活躍するキハ11形の検査を担当する名古屋車両区を訪れたのち、名松線を走行します。

 キハ75が営業列車として名松線を走行するのは史上初とのこと。名松線内は定期列車のダイヤで運行し、2両のうち1両は一般車両とするそうです。

 このほか11月15日にも、一般列車であるキハ11形を使った「名松線開業90周年&あら竹創業130周年記念名松線貸切ツアー」も実施されます。

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