500位からマスターズ&全英オープン出場へ 片岡尚之の日本オープン制覇に世界が注目

<日本オープン 最終日◇19日◇日光カンツリー倶楽部(栃木県)◇7238ヤード・パー70>

今年8月末にマスターズを主催するオーガスタ・ナショナルGCとR&Aが共同で、日本オープン優勝者に両トーナメントの出場資格を付与すると発表されていたが、片岡尚之がその出場権を見事に射止めた。
世界のナショナルオープン6大会の勝者が、翌年の両メジャーに出場できるというもので、日本オープンはスコットランドオープン、スペインオープン、香港オープン、オーストラリアオープン、アフリカオープンと並び、その一つに選出されている。

DPワールドツアーのスペインオープンを制したマルコ・ペンジ(イングランド)に続き、片岡はこの制度で2人目の出場資格獲得者となった。その快挙に、世界のメディアも反応。片岡の経歴や背景を紹介する記事が相次いだ。

大会前の世界ランキングは500位。米メディアの多くが「500位の勝利」と大きく報じた。

「27歳の片岡は、2021年の日本プレーヤーズ選手権以来となる4年ぶりの勝利を挙げた。原敏之とのプレーオフを制し、賞金約30万ドルを獲得。しかし、それ以上に価値ある収穫は、来年のマスターズと全英オープンの出場権だろう。両大会に初出場を果たす片岡は、オーガスタでもバークデールでも温かく迎えられるだろう」と英バンカード紙は報道。片岡が「マスターズと全英オープンに出場できるのは夢がかなった」と語る姿を伝えた。

米ゴルフウィーク誌も「世界ランキング500位の片岡尚之が、4月にマグノリアレーンへ向かう」と報じ、両メジャー初出場を紹介した。

さらに米ゴルフダイジェスト誌オンライン版は、「日本オープンを制した世界ランキング500位の片岡尚之は、最終日に68をマーク。原俊之とのプレーオフ1ホール目を制して勝利を手にし、世界ランキングを355位まで上げた。これまでの最高位は、2021年の日本プレーヤーズ選手権制覇時の164位だった」と詳しく伝えている。(文・武川玲子=米国在住)

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